タロットカード【皇帝】の世界観

[ 組織 ]

よきリーダーが安定したコミュニティを築くカード

どっしりと安定感のある王座に腰掛ける皇帝は、国民の厚い信頼を集めています。数々の戦いから得た豊かな経験と知恵を活かし、身をもって国民を守っているのです。多くの人を統率するリーダーシップだけでなく、この上ないカリスマ性の持ち主。的確な指示で人々を動かしますが、ここぞいうときには先頭を切って戦う覚悟と実行力があるのです。また野心にも満ちていて、まだまだ領土を広げる意欲とパワーもあるでしょう。

【皇帝】正位置が暗示すること

タロットカード皇帝

重ねた努力が実り、結果を出している状態を暗示。また、安定的な状態が続くことも示しています。責任感があり、責任を果たしているという自信も伝えています。また問題や課題として見る場合、隙のなさを暗示しています。

状況別キーワード

恋愛 堂々とした恋愛、長続きする交際、誠実な恋愛、頼もしい人との縁、男性がリードする恋

仕事 リーダーシップを発揮、キレキレ、トップに立つ、ライバルに勝つ、収入も地位もUP、目標達成、経営者、社長

未来 実力や魅力を発揮して注目される、中心人物になる、先頭に立つ、大きな目標ができてまい進する、勝利する

対策 堂々と振る舞って、これまでの経験に自信を持って、努力は続けて、有言実行を

【皇帝】逆位置が暗示すること

タロットカード皇帝

状況も心境も不安定であること、厳しい現実を暗示。また、自信のなさによって横暴になっていたり、トップが権力を振りかざしていたりする場合も。

状況別キーワード

恋愛 自分の気持ちしか考えない、無責任、打算的な恋、関係は崩れかけている、本命ではない

仕事 パワハラ、口先ばかりで人がついてこない、実力が足りない、目標や目的を見失っている、職権乱用

未来 実力や責任感がなくて失敗する、状況をつかみきれない、混乱する、余裕がなくなる、信頼を失う行動をとってしまう

対策 全体のことを考えて、人の意見を聞いてみて、ストレートな物言いをしないように、意地や見栄を張らないで

【皇帝】の人物像

正位置 常に堂々としていて、揺るぎない。トップが似合うことを、自他共に認めている。高い目標を持っていて、その実現のためにごく自然に周りを巻き込む。それによって自分も周りも豊かにする。

逆位置 虚勢を張ってばかりで、威圧的になったり傲慢な態度になったりする。言い出したら聞かない。言うことがコロコロ変わって周りを振り回す。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「皇帝」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【皇帝】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword まじめ、誠実、リード

占い例 まじめな気持ちで向き合っています。自分の言葉や行動に責任を持とうという誠実さもあるでしょう。リードしたい、頼ってほしいという気持ちも。

逆位置

keyword 身勝手、反抗、不安定

占い例 自分さえよければいい…という気持ちになっている可能性あり。反抗期の子どものように、とにかく突っぱねたいのかも。感情が不安定。

【皇帝】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 家族、まじめ、結婚

占い例 お互いの家族も巻き込んで話をすると結婚へと進みやすい。まじめで頼れる人と結婚の縁がある。

逆位置

keyword 一方通行、ためらい

占い例 結婚したい相手ができても、想いが一方通行になる可能性。結婚することに対してためらってしまう。

【皇帝】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 信頼、長い付き合い

占い例 恋愛感情の盛り上がりではなく、人間同士としての信頼感が復活すると復縁できる可能性あり。復縁の先の結婚まで視野に入れて話したほうがヨリが戻りやすい。

逆位置

keyword 責任逃れ、打算

占い例 恋人という関係は責任が重過ぎる…と考える。何かメリットがあれば復縁する可能性もあるが、愛情はない。

【皇帝】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

皇帝の場合は「責任感がない、自信がない、結果が出ない、不安定」など

2

正位置が過剰と読む

皇帝の場合は「自信過剰、ワンマン、現実的過ぎる、闘争心が強すぎて人に噛みつく」など

3

正位置が不足と読む

皇帝の場合は「覚悟が足りない、経験も実力も足りない、野心が乏しい、頼りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。