タロットカード【戦車】の世界観

[ 前進 ]

自信を持ってエネルギッシュに突き進むカード

勝利を目指し、まっすぐに目指す先を見据えて戦車に乗る戦士が描かれています。戦車の前には白と黒の2頭のスフィンクス。色の違いは、それぞれが別の方向へと暴走する可能性を象徴。戦士が少しでも気を抜けば、戦車はコントロール不能になってしまうのです。また、戦車とスフィンクスは手綱でつながれていません。これが、戦士が腕力ではなく意志の力によって戦車を動かしていることを象徴しているのです。

【戦車】正位置が暗示すること

タロットカード戦車

勢いに乗って、スピーディーに力強く前進できる状態であることを暗示。高いハードルにも、果敢に挑み乗り越える力があります。やる気や信念の強さを示すことも。また問題や課題として見る場合、進展を急ぎ過ぎていることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 急進展、強気なアプローチ、勇気を出してOK、情熱的に愛を注ぐ、ふたりで困難を乗り越える

仕事 目標を達成できる、大きな飛躍、チャレンジが功を奏する、旺盛な野心、競争に勝つ、問題に立ち向かい解決する

未来 スピーディーに物事が進む、問題が解決される、勢いに乗る、とんとん拍子に進む、忙しくなる、元気になる

対策 一気に進めて、勇気を出して踏み出して、スピード勝負でいけ!、目標は高く掲げて、勝負に出よう

【戦車】逆位置が暗示すること

タロットカード戦車

コントロール不能に陥っていること、間違った方向へ進んでいることを暗示。物事の停滞やトラブルを予兆することも。見切り発車をしている場合もあります。

状況別キーワード

恋愛 けんか、トラブル、飽きる、答えを出さない、話し合ってもわかり合えない、スキャンダル、とりあえず現状維持

仕事 ライバルに負ける、ひとりで暴走する、企画が頓挫する、忙し過ぎて疲れる、選択や決断ができない

未来 方向性が噛み合わずに衝突する、それぞれが勝手に動いてしまう、統制がとれなくなる、途中でトラブルが起こる、負ける、葛藤や苦労がある

対策 状況を客観的に見直して、計画を立て直して、このまま進むのはNG、話に乗ってはいけない、深呼吸をして落ち着いて

【戦車】の人物像

正位置 勇猛果敢で堂々としている。「負ける気がしない」と思っているし、言葉にする。思い切りがあるし、意志も最強レベルの強さ。移動は走る。

逆位置 ワガママで行き当たりばったり。会うたびに言うことが違う。決断が苦手。なぜかいつもトラブルを抱えていたり巻き込まれていたりする。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「戦車」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【戦車】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 情熱、奮闘、征服

占い例 伝えたい想いがある、積極的に動きたい、ライバルと闘ってでも手に入れたい、リードしたい、早く関係を進めたい

逆位置

keyword 混乱、イライラ

占い例 自分自身の気持ちもグチャグチャでわからない、意見が合わずにイライラしている、うまくいかないと感じて疲れている

【戦車】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 短期決戦、情熱

占い例 短期間で結果を出すつもりでいると成功率UP。結婚したいなら婚活を最優先して。相手がいるなら、まずは情熱を燃え上がらせると◎。

逆位置

keyword 遅れる、悪戦苦闘

占い例 想定や理想よりも結婚の時期は遅くなりそう。婚活に力を入れたり、恋人と話し合ったりしても、なかなかうまくいかない。しばらくは結婚のことを考えないのがベスト。

【戦車】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 即断即決、問題解決

占い例 時間をかけず一気に関係を動かせば復縁の可能性あり。ふたりの間にある問題を明確にして、それを解決しようという姿勢が重要。歩み寄って。

逆位置

keyword トラブル、停止

占い例 復縁の話を持ちかけると、けんかのきっかけになるかも。一時停止して、本当に復縁がベストなのかを考え直すほうがいい。

【戦車】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

戦車の場合は「ストップ、停滞、行き詰まり、出遅れる、弱気、遅い」など

2

正位置が過剰と読む

戦車の場合は「勢いあまってやり過ぎる、パワフル過ぎて周りが引く、立ち止まれない、スピードが速過ぎる」など

3

正位置が不足と読む

戦車の場合は「進む力がない、コントロール能力が低い、スピードが足りない、勢いが足りない、気合いが足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。