タロットカード【星】の世界観

[ 希望 ]

目指すべき明るい希望や未来が見えてくるカード

カード上部に描かれた大きな星は、古代エジプトで航海の目印になったシリウス。また、美と豊穣の女神の象徴とも言われています。いずれにしても、人々に希望や可能性が広がっていることを伝えるもの。周りの7つの星と共に、キラキラと輝いて若い女性を照らします。一糸まとわぬ女性の姿は、これから先に何にでもなれるという可能性を象徴。彼女は、水瓶から溢れる水が象徴する思いやりや愛情を受けながら、遠くにある星を目指していくのです。

【星】正位置が暗示すること

タロットカード星

希望や期待が見えてくることを暗示しています。目標達成に向けて正しい努力をしていると伝える場合も。心身のコンディションのよさも示しています。また、問題や課題としてみるなら、理想が高過ぎることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 成就の可能性がある恋、進展しそう、憧れる、理想的な恋人が現れる、恋の直感が鋭くなる

仕事 キラリと才能が光る、新たな目標ができる、好調、先見の明、やりがいを感じられる、スター的存在で活躍、成功の予感、独創的なアイデアで活躍

未来 嬉しい見通しが立つ、希望が見えてくる、明るい将来に向かっていける、問題解決に近づく、ラッキーに恵まれる、成功に近づく

対策 理想や目標を忘れないこと、希望を捨てないで、自分なりのアイデアに自信を持って

【星】逆位置が暗示すること

タロットカード星

希望や目標を失ってしまうことを暗示しています。また、掲げている目標や理想が高すぎると伝える場合も。行動に無駄が多いのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 理想が高すぎる、相手への要求が多過ぎる、うぬぼれている、悲観、不安、恋愛する気が湧かない

仕事 モチベーションが湧かない、目標を見失う、失敗、積極的に動けない、不採用、話が白紙に戻る

未来 積み重ねた行動が無駄になる、絶望や失望する展開、自信を失ってしまう、見通しが立たない、問題が解決しない

対策 まずは心身の健康を整えて、無駄話や無駄遣いがないかチェックを、過去を忘れて新たな目標を、実現可能なことに取り組んで

【星】の人物像

正位置 高い目標や大きな希望を胸に抱くだけでなく、その達成を純粋に信じる清らかな心も持っている。心身ともに健康で明るいタイプ。

逆位置 自信がなくて消極的。夢も希望もないような雰囲気。また、理想や自意識ばかりが高くて現実が少しもついてこないタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「星」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【星】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 希望、予感、無償の愛

占い例 今後の展開にワクワクと胸を膨らませている。進展を期待し、予感もしている。見返りを求めない愛を望んでいる。

逆位置

keyword うぬぼれ、幻滅、自信喪失、不純

占い例 好かれていて当然だとうぬぼれている。幻滅している。自信を失っていて積極的に動けない。不純な気持ちを抱いている。

【星】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 良縁、成就、期待

占い例 婚活をすれば良縁が期待できそう。相手がいる場合は、少しずつ将来の話を出すとよい。また、結婚の時期を最初に決めると話が進みやすい。

逆位置

keyword 理想が高すぎる、無駄遣い

占い例 結婚生活やパートナーに求めるものが多過ぎる、もしくはレベルが高すぎて結婚できない。婚活にお金をつぎ込むと無駄遣いになる可能性あり。

【星】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 成功、希望、理解、友情

占い例 復縁のアプローチが成功する希望あり。相手の現状や気持ちに理解を示しながら、友達から少しずつ距離を縮めて。

逆位置

keyword 叶わない、がっかり

占い例 復縁を望む気持ちは叶わないかも。いざ復縁をもちかけると、相手に対して「こんな人だっけ?」とガッカリする可能性も。

【星】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

星の場合は「失望、希望がなくなる、目標とするべきものが見えない、不健康な状態」など

2

正位置が過剰と読む

星の場合は「目標や理想が高すぎる、希望を持ちすぎている」など

3

正位置が不足と読む

星の場合は「希望が足りない、前向きさや自分を信じる気持ちが足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。