タロットカード【審判】の世界観

[ 復活 ]

いったん終わったことがイキイキとよみがえるカード

聖書の「最後の審判」をモチーフにした場面が描かれています。天使がラッパを吹くと、救われるべき死者は蘇ります。そして、本当に望んでいるより高い世界へと導かれるのです。正しいことや誠実な行い、積み重ねてきた努力は、しっかりと報われるのです。反対に、後ろめたいことがある者、不誠実なことや卑怯なことを積み重ねてきた者は救われません。過去にどんな行いをしてきたのかが問われ、ごまかすことはできないのです。

【審判】正位置が暗示すること

タロットカード審判

過去に逃したチャンスが再来することを暗示。それをしっかりとつかめることも伝えています。ターニングポイントにいることを表す場合も。また問題や課題としてみるなら、偽物のチャンスに翻弄されていることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 唯一無二の相手、決心がつく、復縁、再婚、再会から始まる恋、未練が消える、告白の成功

仕事 チャンスの再来、保留になっていた計画が復活、起死回生、名誉挽回、再チャレンジ、諦めていた仕事が動く、リベンジできる、転職

未来 迷いが消える、とんとん拍子に進む、諦めていたことが再び動き出す、重要なターニングポイントに立つ

対策 チャンスには迷わず手を伸ばして、諦めたくないことは投げ出さないで、まっとうな努力をして、ベストを尽くして

【審判】逆位置が暗示すること

タロットカード審判

めったにないチャンスを逃してしまうこと、手遅れになってしまうことを暗示。待ちぼうけをくらったり、しばらくおあずけになったりすることを伝える場合も。

状況別キーワード

恋愛 実らない、未練が残る、タイミングが悪い、相手が見つからない、告白してフラれる

仕事 チャンスを逃す、努力が報われない、挫折、改革意識が足りない、勝負運がない、取り返しがつかない失敗、手遅れ

未来 決心がつかず迷い続ける、堂々巡りをしているうちに執着が生まれる、しばらくチャンスは訪れない、忘れられる

対策 前進の前に過去にケリをつけて、手遅れになる前に決断を、避けてきたことと真剣に向き合って、本当に大切なことを見極めて

【審判】の人物像

正位置 正しいことをしている人、誠実な人。諦めない、潔い。積み重ねた経験がある。過去に関わった人。勝負に強かったり、勘が冴えていたりする。

逆位置 運がなくて、いつも間が悪い。ツイていない人。「こうすればよかった」と、やらなかったことの後悔ばかり言っている。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「審判」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【審判】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 運命、再燃、結論

占い例 ふたりの縁に運命的なものを感じている可能性あり。「この人が最後の恋人だ」と思っている。一度冷めた愛情が再燃している。関係をハッキリさせたいと思っている。

逆位置

keyword 疑い、執着、挫折

占い例 素直に信じることができないのかも。過去の恋や過去の出来事を忘れていない。もうダメだと思っている。

【審判】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 決意、見つかる、再婚

占い例 カップルは結婚する決心がついて話が進みそう。婚活でいい相手が見つかる場合も。再婚で幸せをつかめそう。

逆位置

keyword 機を逃す、準備不足

占い例 むやみに動いてもタイミングを逃すだけ。婚活は先送りに。カップルも準備が足りていない。まずは絆を育んで。

【審判】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 復活、復縁、最終的な決断

占い例 想いを素直に伝えれば復縁の可能性大。結婚を前提とした復縁になる場合も。駆け引きをしたり相手を試したりすることはNG。

逆位置

keyword 離別、凍結、修復困難

占い例 ふたりの関係を動かすのは難しい。復縁の希望は薄い。過去は過去だと潔く割り切って、次の恋に進むのがベスト。

【審判】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

審判の場合は「チャンスを逃す、再起不能な状態になる、罰を受ける、不運」など

2

正位置が過剰と読む

審判の場合は「迷い過ぎてタイミングを逃す、過去を気にし過ぎて仕返しをしたくなる」など

3

正位置が不足と読む

審判の場合は「縁がない、選ばれない、間に合わない、先送りになる」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。