タロットカード【ワンドの7】の世界観

[ 有利 ]

有利な立場に立っていることを示すカード

ひとりで戦う男性の姿が描かれています。彼は崖の上にいて、下からは6本のワンドが突き上げられている状態。敵はたくさんいるのでしょう。ただ、上から攻撃できる彼のほうが数は少なくても有利。たとえ孤軍奮闘の状態であっても、あらゆる状況を見ることができ、圧倒的に優位な立場から全体をコントロールできます。また彼は、それだけの実力を持っているのです。そして、自身の現状に満足せず、さらに上を目指そうという気持ちもあるのです。

【ワンドの7】正位置が暗示すること

タロットカードワンドの7

主導権を握っていること、有利な立場にいることを暗示しています。しっかりと主張できていたり、自分なりの信念があったりすることを伝える場合も。また問題や課題としてみるなら、自分は有利だと過信していることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 グイグイ接近、フラれるのを覚悟で告白する、ライバルより魅力的、傷つくことを怖がらない、想いは一途、関係をリードする

仕事 忙しいが的確に対応する、勝算がある、プロジェクトを有利に進める、駆け引きや勝負に出るタイミング、資金やスポンサーに恵まれる

未来 物事や会話をリードする立場に立つ、明確な回答をする、はっきり主張できるようになる、自分の中の弱さに勝てる、自信UP、さらに上を目指す

対策 迷わずに進んで、周りを味方につけて、目的をしっかりと定めよう、強気に進んで、有利な条件や立場は利用しよう

【ワンドの7】逆位置が暗示すること

タロットカードワンドの7

不利な立場や状況に陥っていることを伝えています。想像よりも厳しい状況を目の当たりにして、精神的に追い詰められたり迷ったりする場合も。

状況別キーワード

恋愛 ライバルに負ける、一生懸命に話しても伝わらない、本音を言えない、失恋、相手への気持ちがわからなくなる

仕事 モチベーションが低下、雲行きが怪しい、競合相手に負ける、チャンスを逃す、仕事を妨害される、手間ばかりかかる

未来 本音で向き合えなくなる、状況が不利になる、争いに巻き込まれる、邪魔される、弱みにつけ込まれる

対策 苦しい戦いになることを覚悟しておいて、表面上だけの言葉に気をつけて、弱気な対応はNG

【ワンドの7】の人物像

正位置 どんな場にいても会話の中心になる人、話をリードするタイプ。歯に衣着せぬ物言いもするが、嫌味がない。交渉上手。駆け引き上手。

逆位置 本音を言わず表面的な会話ばかりする。押しに弱い。いつも不利な立場に立っていたり、何かしようとすると邪魔が入ったりするタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ワンドの7」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ワンドの7】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 気概、主導権

占い例 関係を動かそう、よりよくしようという前向きさがあるはず。リードしたいと思っている。だから相手を立てて。

逆位置

keyword 混乱、戦意喪失、葛藤

占い例 自分自身の気持ちやふたりの関係について、「もうよくわからない」となっているのかも。向き合う気力がなくなっている。どうしていいかわからずひとりで葛藤している。

【ワンドの7】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 有利な立場

占い例 カップルでも婚活でも、自分が有利な立場で結婚への話を進めていけそう。基本的には強気で、さり気なく駆け引きもしつつ話を進めるとベスト。

逆位置

keyword 無駄な労力、弱み

占い例 結婚の話をしたり婚活をしたりしても、「エネルギーの無駄遣いだった」となりそう。弱みにつけ込むようなことを言われる場合も。結婚のことは今は考えないほうがいい。

【ワンドの7】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 勝算、勝負の好機

占い例 今、勇気を出して想いを伝えれば、復縁の可能性あり!しばらく連絡していなかったのだとしても、動いていいタイミング。上手に話をリードできそう。

逆位置

keyword 不利、妨害

占い例 復縁の話がきっかけで不利な立場になる可能性あり。また、復縁を妨害しようとする人が現れる場合も。今はタイミングではない。

【ワンドの7】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ワンドの7の場合は「不利な立場、追い込まれる、怖気づく、妨害される、無理だと決めつける、挫折」など

2

正位置が過剰と読む

ワンドの7の場合は「主張が強すぎる、イニシアチブをとることにこだわり過ぎる、主導権を譲らない、ひとりで頑張り過ぎ、奮闘しすぎて疲れる、引き際が見えない」など

3

正位置が不足と読む

ワンドの7の場合は「気力や体力が足りない、戦う気概が足りない、勝てる気がしない、押しに弱い、優柔不断」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。