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タロットカード【ワンドの9】の世界観
[ 不屈の守り、守る、守り抜く ]
負傷した状態でも戦うため、守りを固めるカード
8本のワンドをバリケードのように立て、1本のワンドを支えに立つ男性。頭に包帯を巻き、傷を負っているのがわかります。ただ彼は、負けを認めたわけではありません。これから先も戦うため、そして勝利を手にするために、まずは自分を守っているのです。そして、万全の備えをして目の前のピンチに立ち向かう覚悟をしています。緊張感が漂い、不利な状況ではありますが、描かれているワンドは、これまでに積み重ねてきたものがあることも伝えているのです。
【ワンドの9】正位置が暗示すること
どんな状況にも応じられる、用意周到な状況を暗示。ピンチにも万全の姿勢で臨むことができます。問題や課題としてみる場合は、用心深くなり過ぎている状態を暗示することも。
状況別キーワード
失いたくない気持ちが強い、自然体ではいられない、緊張してしまう、身構える、相手を疑ってしまう、ライバルのことばかり気になる
プランBを用意する、さまざまなトラブルを想定し備える、最悪を想定して最善を尽くす、準備したことが役立つ、臨機応変に動ける
秘密はキッチリと守られる、準備が万全に整う、経験を活かしてピンチを乗り越える、臨機応変に対応できる
しっかりと準備を整えて、経験を役立てるために過去を振り返って、攻めよりも守りの姿勢が◎、不屈の精神で挑んで、適度に警戒を
【ワンドの9】逆位置が暗示すること
楽観的に物事を見過ぎていたり、慢心していたりする状態を暗示。それによって、状況の変化にうまく対応できない可能性があります。
状況別キーワード
進展なし、すれ違う、のんびり構え過ぎて恋を逃す、なかなか返信がない、恋のチャンスを逃す、タイミングが悪い
準備したことを役立てられない、準備不足による失敗、突然の質問に答えられない、秘密が漏れる、仕事の状況を把握できない
見込み違いの展開になる、状況の変化に対応できずに混乱する、準備不足を痛感する、誰かに先をこされる
油断せずにあらゆる可能性を想定して、のんびり構え過ぎないように、慢心は厳禁、警戒心は強すぎず弱すぎないバランスを
【ワンドの9】の人物像
いろいろな経験をして、酸いも甘いも嚙み分けている。大変な経験もしているからこそ、警戒心が強くなっている場合も。用意周到に準備をしてから動くタイプ。
行き当たりばったりで、何も準備せずに物事にあたる。だから失敗を繰り返すタイプ。何かと中途半端。秘密を守れない。体が丈夫ではない。
恋愛で多い相性相談の読み解き例
恋愛相談でよくある質問に対して、「ワンドの9」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。
【ワンドの9】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」
正位置
keyword 過敏、守り
占い例 恋心が過敏になり、あれこれと考え過ぎているのかも。ちょっとした言葉や行動にも敏感になっている。自分の心を守ることで精一杯かも。ふたりの関係を守りたいと思っている場合も。
逆位置
keyword 慢心、中途半端
占い例 何もしなくてもあなたを失うことなどないと思い込んでいる。どうしたいのか、どう思っているのか、本人もハッキリわからない。
【ワンドの9】の読み解き例 2.
「結婚できる?」
正位置
keyword 準備、臨機応変
占い例 行動を起こすのではなく、結婚への準備をするタイミング。「この状況になったらこう動く」とシミュレーションをしておくとよい。
逆位置
keyword 準備不足、見込み違い
占い例 結婚に進むには、まだ準備が足りていないのかも。何が足りないのかを考えてみるのが先決。婚活は見込み違いの展開になりそうなので期待しないで。
【ワンドの9】の読み解き例 3.
「復縁できる?」
正位置
keyword 古傷、用意周到
占い例 失恋の傷はまだ癒えていないから、まずは自分自身を癒やす時間を作って。じっくりと作戦を練って、「こう言われたらこう返す」などいくつものパターンを想定すると復縁の可能性が高まる。
逆位置
keyword 進展なし、すれ違い
占い例 話せば話すほどふたりの心がすれ違い、復縁から遠ざかりそう。潔く断ち切って、次の恋に目を向けるほうがいいかも。
【ワンドの9】の逆位置を読むコツ
逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。
3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。