タロットカード【ワンドのクイーン】の世界観

[ 魅力 ]

誰もが心をつかまれるような魅力を伝えるカード

光を放つようなドレスをまとい、サラマンダー柄の玉座に堂々と腰掛けるクイーン。手には、情熱を意味するワンドだけでなく、生命力の象徴のヒマワリも持ち、イキイキとしたエネルギーと花の甘い香りを漂わせています。脚を開いた姿勢や脚元の黒猫からは、性的な魅力や魔性も感じさせますが、決して媚びてはいません。ありのままの姿でそこにいるだけで、人々の心を魅了し注目を浴びるのです。それは、この女王には、裏表がなく、しっかりと強い芯があるからなのでしょう。

【ワンドのクイーン】正位置が暗示すること

タロットカードワンドのクイーン

人々の注目を集めていることを暗示。親切な行動をしたくなる余裕が生まれることも伝えています。また、問題や課題としてみる場合は、その魅力に嫉妬されている可能性を暗示します。

状況別キーワード

恋愛 魅了される、魅了する、魔性の魅力、情熱的な恋、セクシー、女性主導の恋、姉御肌、心の傷に寄り添うとさらに魅力的、モテる

仕事 カリスマ的な魅力で活躍、仕事とプライベートを両立できる、頼られて活躍、人望を集める、キャリアウーマン、女性起業家

未来 引き立ててもらえる、金銭的に豊かになる、カリスマ的な魅力が出てくる、多くの人に頼られる

対策 等身大の自分で大丈夫だと自信をもって、肩に力を入れないで、時間や心にゆとりを、人の話に耳を傾けてみて、親切をしよう

【ワンドのクイーン】逆位置が暗示すること

タロットカードワンドのクイーン

自分で思っているよりも我が強くなっていることを暗示。よかれと思っての発言や行動が裏目に出る場合も。心の余裕がなくなっているのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 堅苦しい、可愛げがない、依存している、ジェラシーが強い、身勝手になる、誘惑されて浮気、家庭が壊れる

仕事 仲間と足の引っ張り合いになる、人の能力に嫉妬する、公私混同、仕事内容にマンネリを感じる

未来 いつの間にか身勝手になる、よかれと思ったことが裏目に出る、強く主張したくなる、愚痴っぽくなる

対策 誰かへの嫉妬心に振り回されないで、意地を張らないで、注目を集めようとしないほうがいい

【ワンドのクイーン】の人物像

正位置 魅惑的な雰囲気を漂わせている女性。魔性の魅力がある。交渉上手で、人の心を開くのが得意。自分の情熱を素直に語る。みんなと一緒に盛り上がりたいタイプ。

逆位置 注目を浴びるためにでしゃばる。自分のことしか考えていないので、器の小ささが際立つ。お節介な人。がさつで品がない。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ワンドのクイーン」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ワンドのクイーン】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 情熱、色気、親切

占い例 心の中では情熱の炎が燃え上がっているはず。あなたに色気を感じている。色気を感じてほしいと思っている。優しくして喜ばれたい。甘えたくない場合も。

逆位置

keyword 依存、ジェラシー、注目

占い例 あなたに依存する気持ちが強い。いろいろなことに嫉妬してしまう。自分に注目してほしくてイライラしているのかも。

【ワンドのクイーン】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 情熱、注目の的

占い例 情熱の高まりから結婚に進む可能性。緊張して将来の話をするよりも、甘いムードを盛り上げたほうが効果的。婚活はモテモテになりそう。早速アクションを!

逆位置

keyword 無責任、嫉妬

占い例 将来の話をしても、お互い無責任になって話が立ち消える。既婚者への嫉妬が強くなっている可能性があるので、一度心を落ち着けて。

【ワンドのクイーン】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 魔性、ゆとり

占い例 さり気ない色気と優しい言葉で、魔性の魅力を出せば、復縁の可能性あり。復縁をもとめてすがるのではなく、心のゆとりを漂わせるのがカギ。

逆位置

keyword 頑固、自己中心的

占い例 お互いに自分の考えや思いにこだわり、相手を思いやれず、復縁できないかも。まずは相手の立場に立ってみて。

【ワンドのクイーン】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ワンドのクイーンの場合は「魅力がなくなる、可愛げがない、心の余裕がなくなってイライラ」など

2

正位置が過剰と読む

ワンドのクイーンの場合は「よかれと思って暴走する、思い込みが激しい、ワガママになる」など

3

正位置が不足と読む

ワンドのクイーンの場合は「魅力が足りない、心の余裕が小さい、人の心をつかみきれない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。