タロットカード【ペンタクルのエース】の世界観

[ 実力、成果 ]

実力を発揮して成果を得られると伝えるカード

大きく描かれた手の上に乗っているのはペンタクル。金銭や物質的な豊かさの象徴です。また、その下には美しく手入れされた庭が描かれています。願望を形にするための確固たる実力があり、それによって成果をあげたり豊かさを手に入れることができたりするのだと伝えているのです。そして、庭の奥には生垣のアーチが。ここから庭の外に出て、また新しい世界へと踏み出していくことに。そのときにも、手にした実力が大いに発揮されることでしょう。

【ペンタクルのエース】正位置が暗示すること

タロットカードペンタクルのエース

しっかりと実力が備わっていることを暗示しています。富や名声、成功や臨時収入が手に入ることを伝える場合も。また、問題や課題としてみるなら、能力や手元のお金を活かしていないのかも。

状況別キーワード

恋愛 続けてきたアプローチが功を奏する、愛が順調に育まれる、結婚につながる恋愛、成就、子宝、

仕事 大成功する、実力を発揮できる、権力者から一目置かれる、経済的に安定する仕事を手に入れる、昇進、昇給、契約がまとまる

未来 これまでの努力が実る、欲しかった物を手に入れることができる、臨時収入があるかも、地に足をつけて何かを始める

対策 慌てずにできることから着々と、計画を立てて丁寧に取り組んで、心機一転して新しいスタートを

【ペンタクルのエース】逆位置が暗示すること

タロットカードペンタクルのエース

利益ばかりを優先している状況、お金のことばかり考えている状態を暗示しています。金銭的な不安を抱えていて、将来へのビジョンが描けないのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 自然消滅、勢いで始まるけど続かない、すぐに相手の態度が変わってしまい満たされない、アプローチが相手に響かない

仕事 大失敗や大きな損失、降格、肩書きを手放す、収入だけを基準に仕事を選ぶ、実力に自信を持てない、利益があがらない、契約がまとまらない

未来 努力が実らない、間違った方向へと進んでいきそう、拝金主義になってしまう、お金だけのつながりになる、甘く見て大失敗

対策 現実的なプランを練り直して、しっかりと準備を整えて、やるべきことは何か考えて

【ペンタクルのエース】の人物像

正位置 経済的に豊かで安定している人。上品で余裕がある。しっかりと積み重ねた努力があって、地に足がついている。金銭面でお得な情報や知識を持っている。

逆位置 地位や権力、ステイタスへの執着が強い。下品な拝金主義者。無駄遣いばかりしているが自覚はないタイプ。自信がない人。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ペンタクルのエース」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ペンタクルのエース】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword スタート、実力、努力

占い例 交際をスタートさせたい。関係を仕切り直して1からやり直したい。自分の実力や中身を見てほしい。自分なりに頑張っている。

逆位置

keyword 自信がない、物足りない

占い例 うまくやっていく自信がない。好かれているという自信を持てない。ふたりの関係に物足りなさを感じて情熱がフェードアウト。

【ペンタクルのエース】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword マイホーム、子宝、経済的安定

占い例 結婚の可能性大!経済的に豊かな人との縁があったり、金銭面での見通しが立ったりしそう。いきなりマイホームを手に入れられるかも。授かり婚の場合も。

逆位置

keyword 金銭、満たされない

占い例 経済面の条件だけで結婚に進みたくなるかもしれないが、それは満たされない結婚生活の始まりになる。今は急がないで。

【ペンタクルのエース】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 努力が実る、心機一転

占い例 これまでも復縁に向けてアプローチをしてきたなら、その努力が実ってヨリが戻るかも。これから行動を起こすなら、長い目で見てコツコツと。

逆位置

keyword 準備不足、間違った方向

占い例 今後のことを話すには準備が整っていない。復縁の話をすると「こんなはずじゃなかった」という方向に進むので、今はタイミングではない。

【ペンタクルのエース】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ペンタクルのエースの場合は「実力がない、金銭的余裕がない、望んだものが手に入らない」など

2

正位置が過剰と読む

ペンタクルのエースの場合は「お金にがめつくなっている、お金に物を言わせようとする」など

3

正位置が不足と読む

ペンタクルのエースの場合は「実力が足りない、お金が足りない、準備が足りていない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。