タロットカード【ソードの3】の世界観

[ 心の傷 ]

ショックを受け、心に深い傷を負っているカード

感情や愛、命の肝である心臓を意味する赤いハートに、グサリと3本のソードが刺さり、貫通しています。痛々しい絵柄ですが、その奥に描かれている雨雲と激しい雨が、深く傷ついた心と止まらない涙をさらに強調しています。生きていれば、知りたくなかった事実と直面することもあります。ショックな出来事も起こるでしょう。また、目を背けてきたことに向き合わなければならないときもやってきます。ただ、そういう場面こそ、私たちを大きく成長させるのです。

【ソードの3】正位置が暗示すること

タロットカードソードの3

ショックな出来事や展開を暗示。ただ、状況をしっかりと理解して、そこから一歩踏み出せるということも伝えています。問題や課題としてみる場合は、目を逸らしてきたことと向き合うよう促しています。

状況別キーワード

恋愛 トラブル、ショッキングな事実、悲しい別れ、引き裂かれる、浮気、三角関係、けんかばかり、精神年齢が高い人との縁、恋の痛みを通じて成長

仕事 雲行きが怪しくなる、嫌な事実が発覚する、トラブルが起こる、辞める、採用されない、上辺だけの態度

未来 ライバルと誰かや何かを奪い合うことになる、別れることになる、トラブルによって問題に決着がつく、心に傷を負う、

対策 事実や痛みを受け入れれば前進できると忘れないで、成長のときだと捉えて、「止まない雨はない」と考えて

【ソードの3】逆位置が暗示すること

タロットカードソードの3

ショックな出来事に混乱してしまったり、現実を見つめられなかったりする状況を暗示。冷静さを失い、悪い想像ばかりが膨らんでいる場合も。

状況別キーワード

恋愛 ウジウジ、根に持つ、愛を欲しがってばかりで与えない、別れを認められない、「傷つけられた」「裏切られた」という被害妄想、嫉妬

仕事 労働環境が悪い、大きなミスや損失、ミスがミスを呼ぶ、情報や状況に対応できない、自分ばかりが大変な仕事を押し付けられているような気になる

未来 ショックな事実が判明する、いつまで経っても割り切れない、現実を直視できない、自分で自分を苦しめてしまう、別れ

対策 自分を被害者だと思わないで、少し休んで気持ちを落ち着けて、何事も受け止め方次第だと考えて

【ソードの3】の人物像

正位置 ひどく傷ついている人。会うといつもけんかをしてしまう相手。傷ついたり落ち込んだりすることも多いけど、そのたびに成長する人。

逆位置 被害者意識が強くて、いつもウジウジしている。「自分はかわいそう」というスタンスで生きている。同情されないと怒る。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードの3」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードの3】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 悲しみ、苦しい、別れ

占い例 あなたの言葉や行動にショックを受けているのかも。じっと苦しみに耐えている。別れを考えている可能性も。

逆位置

keyword 悪い妄想、嫉妬

占い例 あなたに裏切れているとか嫌われているという妄想ばかりが膨らんでいる。あなたの友達や仕事にも嫉妬してしまう。フラれるのではないかとビクビク。すべて愛されたいからこそ。

【ソードの3】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 暗雲、トラブル

占い例 結婚の話を出したり婚活をしたりすると、雲行きが怪しくなっていく。想像していなかったトラブルや事実の発覚があるかも。ただ、その経験が別の人との幸せな結婚へとつながる場合も。

逆位置

keyword ショック、混乱

占い例 結婚へ進もうとすると、長く引きずる傷を負う可能性がある。心だけでなく生活全体が混乱するかも。どんな状況からでも、結婚へと近づくタイミングではない。

【ソードの3】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword ショック、きつい言い方

占い例 復縁の話を持ちかけると、ショックな言葉が返ってくるかも。きつい物言いに傷つく場合も。かえって踏ん切りがついて次の恋に進める可能性も高い。

逆位置

keyword 拒絶、別れ

占い例 真心をこめて想いを伝えても、一刀両断されて終わりかも。復縁にこだわらず、縁を切って次の恋に進んだほうが幸せになれる。

【ソードの3】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードの3の場合は「現実を直視できない、拒否反応が強い、痛みに耐えられない」など

2

正位置が過剰と読む

ソードの3の場合は「ショックが大き過ぎる、」など

3

正位置が不足と読む

ソードの3の場合は「失意から抜け出せない、状況を理解できない、気持ちを整理できない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。