タロットカード【ソードの6】の世界観

[ 新天地へ ]

苦しい状況から抜け出し、次の希望へと近付くカード

ふたりの親子が、うつむいて顔を隠しながら舟に乗っています。ふたりの、雨には6歩のソード。船頭が舟を前に進めてくれています。この親子は、現状に見切りをつけ、すべてを捨てて新天地へと向かおうとしているのです。まだ、どんな土地へと辿り着くのかはわかりません。ただ、彼らの後ろの水は波立ち、行く先の水面は穏やか。未来のほうが平穏で希望があると信じ、過去に背中を向けているのでしょう。

【ソードの6】正位置が暗示すること

タロットカードソードの6

苦境から抜け出すこと、トラブルから脱することを伝えています。また、舟が旅や引っ越しを暗示することも。ただ問題や課題としてみる場合は、人や過去を断ち切ったことの悪影響が出ているのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 新たな出会い、これまでとは違うタイプの人、旅先での出会い、駆け落ち、協力してくれる人がいる、価値観が同じ人との縁

仕事 停滞から抜け出す、仕事が軌道に乗り始める、トラブルがなくなる、よい方向へ導いてくれる人がいる、転勤、転職、出張、移転

未来 目標を共有できる人が現れる、次に段階へと向かう、大変な状況が終わる、体調不良が回復、旅行をする

対策 今の場所や方法にこだわらないで、新しい場所や方法のほうがうまくいく、流れに任せてみて、旅に出よう

【ソードの6】逆位置が暗示すること

タロットカードソードの6

苦境から抜け出せない、トラブルに巻き込まれることを暗示しています。また、過ぎ去ったと思った悪い環境や状況が戻ってくる、堂々巡りを示す場合も。

状況別キーワード

恋愛 ドロドロ、ドロ沼、愛憎劇、波乱、ギクシャクする、同じけんかを繰り返す、離れたくても離れられない、頼れない人との縁

仕事 誰かのトラブルに巻き込まれる、解決したと思った問題が舞い戻る、計画を見直すしかない、にっちもさっちもいかない状況、頓挫する

未来 トラブルがありそう、状況がドロ沼化しそう、逃げ出したくなるかも、逃げ切れない、体調不良がぶり返す

対策 逃げても仕方ないと腹をくくって、自暴自棄にならないで、荒れている人からはいったん距離をおいて、プランBを用意して

【ソードの6】の人物像

正位置 自信満々というわけではないけれど、よく考えて動いている。同じ夢やゴールを目指せる人。すべてを言わなくても理解してくれる。

逆位置 ちょっと大変なことがあるとすぐに投げ出す。現実から逃げ続けている。中途半端な状態で堂々巡りを繰り返すタイプ。いつもトラブルに見舞われている。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードの6」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードの6】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 駆け落ち、安心、逃げる

占い例 情熱的に盛り上がっている場合は、ふたりだけの世界に逃げたいと思っている。冷めた雰囲気の場合は、ふたりの関係から逃げ出したいのかも。また、状況が落ち着いて安心している場合も。

逆位置

keyword 放棄、八方塞がり

占い例 全部を投げ出してしまいたいような気持ちかも。ギクシャクしている場合は、解決策はないと思っている可能性が。少し距離を置いてみて。

【ソードの6】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 駆け落ち、同じ目標、旅、

占い例 反対されていても、駆け落ち覚悟で動いていくと、最終的には認めてもらえる。結婚をふたりの共通の目標にすると絆が深まり話が進みやすい。旅先で人生のパートナーと出会うかも。

逆位置

keyword トラブル、遅延、八方塞がり

占い例 進んでいた結婚話も、どちらかにトラブルが起きて時期を遅らせることになるかも。金銭面や住まいなどの計画が立たないという場合も。焦らないで。婚活はタイミングではない。

【ソードの6】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 救いの手、よい方向

占い例 誰かが手を差し伸べてくれて復縁に向かっていくかも。協力してくれる人がいたら、その人のアドバイスに従ってみて。

逆位置

keyword 堂々巡り、ドロ沼化

占い例 復縁しそうでしない。別れて復縁してまた別れる。そんなふうに、行ったり来たりを繰り返すことになりそう。腐れ縁になる前に離れたほうがいい。

【ソードの6】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードの6の場合は「抜け出せない、苦境に戻る、逃げられない、八方塞がり」など

2

正位置が過剰と読む

ソードの6の場合は「すぐに投げ出す、逃げ出し過ぎて信頼を失う、ドロ沼化する、ずっと現実逃避」など

3

正位置が不足と読む

ソードの6の場合は「「逃げられないのではないか」と怖くなる、身動きがとれない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。