タロットカード【ソードの8】の世界観

[ 囚われ、窮地、不自由、忍耐 ]

悪い状況に追い込まれ、ジッと我慢するカード

ひとりの女性が、8本のソードに囲まれ、体を縛られた上に目隠しをされて立ち尽くしています。窮地に追い込まれ、自分には何もできることなどないと思っているのでしょう。ジッと我慢して助けが来るのを待っているのかもしれません。しかし、彼女は決してきつく縛り上げられているわけではなく、足は自由。しかも、周囲には見張りなどいないのです。つまり、動こうと思えば動ける状態。囚われているのは、彼女の体ではなく心なのでしょう。

【ソードの8】正位置が暗示すること

タロットカードソードの8

災難が降りかかること、窮屈な状況に身をおくことを暗示しています。また、自信を失って自分には無理だと思い込んでいるのかもしれません。重要なことが目に入っていない場合も。

状況別キーワード

恋愛 自分に魅力がないと思い込む、悲劇のヒロインを気取る、束縛、「傷つけられた」「悪いのは相手」という気持ちが強い

仕事 細かく口出しや指定をされる仕事、のびのびと働けない、自信をもって働けない、自分が一番無能だと感じる、人のサポートを待ってばかり

未来 しばらくは我慢しなければいけない、窮屈で不自由な状態になる、災難がふりかかる、

対策 ネガティブな思い込みがあることに気づいて、人に振り回されないように、人を頼り過ぎるな

【ソードの8】逆位置が暗示すること

タロットカードソードの8

誰も助けてくれない状況を暗示しています。その中で、被害妄想が膨らんだりパニックになってしまったりするかもしれません。焦りや不満が大きくなることも伝えています。

状況別キーワード

恋愛 ネガティブな思い込みばかり、誤解、ストレス、けんかで絶対に自分の非を認めない、捨てられるのではないかと焦る

仕事 仕事仲間への不満が増大、不測のアクシデントでバタバタ、突然の左遷、解雇、

未来 焦りが大きくなる、状況が変わらないまま時間だけが過ぎる、周りへの不満が大きくなる、自分の間違いに気づけない

対策 自分にも原因があったと考えてみて、素直に謝ろう、八つ当たりはNG、焦るのは逆効果だと気づいて

【ソードの8】の人物像

正位置 「自分なんて…」とクヨクヨしている。たとえ褒められても全否定するしお世辞だと思い込む。人が笑っていると「自分が笑われている」と感じるタイプ。

逆位置 大声で理不尽なクレームをつける。すべて他人のせいにする。嫌なことがあると常に自分は被害者だと感じるタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードの8」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードの8】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 被害妄想、自信喪失、無気力

占い例 すべてあなたが悪いと思っている。あなたが謝るのを待っている。あなたが謝るべきだと思っている。自分ばかり我慢していると思っている。愛されるはずがないと決めつけている。向き合う気力がない。

逆位置

keyword 意地、ストレス

占い例 意地を張っている。「何が何でも謝らないぞ」という気持ち。あなたが何も悪いことをしていなくても裏切られたような気分になっている。もう疲れた…。

【ソードの8】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 孤独、無気力

占い例 今は結婚に進むタイミングではない。行動を起こすと、自信を失ったり結婚へのモチベーションが下がったりすることがありそう。今はほかのことでリフレッシュを。

逆位置

keyword ストレス、意地

占い例 結婚に進もうとすると、ストレスを感じることになりそう。でも引くに引けなくなってさらに疲れてしまうかも。今はタイミングではない。

【ソードの8】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 孤独、思い込み

占い例 復縁は難しいかも。あなたの中で「この人しかいない」という思いこみが強くなり過ぎて、自分で自分の可能性を狭めている。次の恋へ。

逆位置

keyword 困難、波乱

占い例 今は復縁は難しい。話題に出すと、そこからトラブルに発展しそうなので静かにしておくのがベスト。

【ソードの8】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードの8の場合は「文句ばかりつける、理不尽なクレーム、こんなはずではなかった…とショック」など

2

正位置が過剰と読む

ソードの8の場合は「自分の非を認めることができない、何もできないと思い過ぎ、我慢しなければいけないと考え過ぎ」など

3

正位置が不足と読む

ソードの8の場合は「忍耐力が足りない、何もしないのに焦ってばかり」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。