タロットカード【ソードのクイーン】の世界観

[ 冷静な判断 ]

的確にポイントを抑える聡明さのカード

玉座に腰掛け、きちんとした姿勢でまっすぐに前を見据えるクイーン。右手に持っているソードは、まっすぐに上を向き、冷静さと厳しさを伝えています。一方で、優しく前に差し出される左手。また、身に着けているマントには、感情を表す雲が描かれています。このクイーンは、人々の思いや過ちをすべて受け入れる優しさも持っているのです。王冠の蝶のモチーフが物語るように、クイーン自身が悲しみや困難を乗り越えて成長してきたからこそでしょう。

【ソードのクイーン】正位置が暗示すること

タロットカードソードのクイーン

正しく物事を見ることができている状況。その上で賢く振る舞えることも暗示しています。また、貫きたい意志があるのかもしれません。問題や課題としてみる場合は、冷淡になり過ぎていることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 知的な魅力、甘さはない、会話でお互いへの理解が深まる、クール、恋愛より仕事を優先している雰囲気、別れの判断を下すことも

仕事 迅速で的確な対応で信頼される、合理的なコストカット、キャリアウーマン、ドライな判断、素晴らしい洞察力を発揮、説得力のある説明、アドバイザー

未来 賢い立ち居振る舞いができる、関係を解消する、何かを学ぶ、きちんと意思表示をする、NOの返事をする、ひとりになる

対策 ストレートに言いたいことを伝えて、個性を出してもOK、しんどくなったらひとりの時間を

【ソードのクイーン】逆位置が暗示すること

タロットカードソードのクイーン

ヒステリックになっていることを暗示。何かをやり過ぎてしまっている、批判ばかりになっている場合もあります。人から注がれる情を突っぱねてしまっていることも。

状況別キーワード

恋愛 可愛げがない、つい気取ってしまう、関係が冷める、浮気の証拠を探してしまう、ヒステリックになる、キツい性格の人との縁

仕事 不機嫌な人や批判ばかり言う人に注意、職場がピリピリ、上司の言葉に心が折れるかも、部下の心を折らないで

未来 そんなつもりはなくても攻撃的になってしまう、リラックスできない、勝ち負けにこだわり過ぎてしまう

対策 笑顔を忘れないで、優しい言葉と話し方を、鏡で自分の表情をチェックしよう、批判せずに善後策を一緒に考えて

【ソードのクイーン】の人物像

正位置 厳しいことも傷つけない優しい言葉で言える人。説得力がある。的を射たアドバイスができる。経験のないことでも人の気持ちを理解できる。

逆位置 誰彼かまわずキーッと威嚇する猫みたい。ヒステリックでいつもカリカリしている。人の心を折るような物言いをするタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードのクイーン」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードのクイーン】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword クール、冷静

占い例 感情に流されず冷静な目であなたを見ようとしている。ふたりの関係をどうするべきなのか見極めているところ。

逆位置

keyword ピリピリ、不安、勝ち負け

占い例 あなたのちょっとした発言や行動にもピリピリ気が立ってしまう。実は「フラれるかも」「嫌われたかも」という不安でいっぱい。勝ちたくなっている。負けを認めてほしい。

【ソードのクイーン】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword ひとり、さみしさ

占い例 孤独感や寂しさで結婚を求めているだけなのかも。「結局ひとりのほうが気楽」となってしまいそうで、結婚を考えるタイミングではない。

逆位置

keyword 批判的、妬み

占い例 相手の短所ばかりが見えて、結婚する気が失せてしまいそう。また、誰かへの嫉妬で結婚したくなっているのかも。今は結婚を考えるタイミングではない。

【ソードのクイーン】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword NO、ドライ

占い例 今は復縁へのムードが盛り上がるときではなさそう。話をしても、ドライな雰囲気になってしまう。タイミングではない。

逆位置

keyword 意地、謝れない

占い例 復縁の話をしても、お互いに意地を張ったり責め合ったりしてしまいそう。タイミングではないから今は何もしないのがベスト。

【ソードのクイーン】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードのクイーンの場合は「正しい判断ができない、物事の肝をつかめない、冷静になれない、ヒステリック」など

2

正位置が過剰と読む

ソードのクイーンの場合は「クールになり過ぎる、正確さを求め過ぎる、過剰に防衛する、責められたくなくて威嚇してしまう」など

3

正位置が不足と読む

ソードのクイーンの場合は「冷静さが足りない、知識が足りない、洞察力が鈍い」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。