タロットカード【ソードのキング】の世界観

[ 厳格で公正 ]

すべてをフェアに見て厳しくジャッジするカード

王座に腰掛け、正面をまっすぐに見据えるキング。その表情はキリッとした緊張感に満ちています。右手に持っているソードは、中途半端なことや不正、甘えを許さない厳しさを象徴。また、少し右に傾いていることで、必要があればすぐにでも戦いに出向く決断力と行動力も伝えています。このキングは、これまでに経験した多くの戦いを勝ち抜いてきました。その中で得た知識と知恵を駆使し、厳しくも公正な判断で民を守っているのです。

【ソードのキング】正位置が暗示すること

タロットカードソードのキング

フェアな判断ができていること、自信に満ちた状態であることを暗示しています。正しい判断や決断ができるはずです。また問題や課題としてみる場合は、厳し過ぎることや不信感を抱かれていることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 クールな恋、束縛はしない、知的な人との縁、フェアに向き合う、忙しい仕事の合間にデート、相談がきっかけで恋に、感情をぶつけ合うのではなく話し合う

仕事 優秀な指導者、権力者の存在、豊かな経験に基づいた豊富なアイデア、デキる、やり手、仕事人間、高い決断力、リーダーになる

未来 自信を持って決断できる、全体のために動く、リーダーになる、先々のことを考えて行動を起こす、よき相談者との出会い

対策 自分の判断に自信を持って、必要だと思う厳しさは信じて、これまでの経験をもとに判断を

【ソードのキング】逆位置が暗示すること

タロットカードソードのキング

厳しい状況に立たされていること。孤立していることを暗示。保身や私利私欲に走っているという場合も。自分だけが正しいと思い込んでいるのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 クール過ぎてうっとりできない、自分勝手な相手、どちらか一方が支配的、冷酷な態度、計算高い人との縁、けんかで自分の非を認めない

仕事 独裁的なリーダー、失敗を認められない、私利私欲、保身、孤立、強引過ぎる進め方、暴力的な物言いをする上司

未来 厳しい状況に追い込まれる、味方がいなくなって孤立してしまう、冷酷な人と知り合う、非を認められないことで自分を追い込む

対策 道を外さないように気をつけて、意地を張らないで、周りへの真心を、まずは人の話を聞こう、人を尊重して、極端なことはするな

【ソードのキング】の人物像

正位置 知識も経験も豊富で、とてもスマート。他人だけでなく自分自身にも厳しいストイックなタイプ。私利私欲では動かない。ちょっと理屈っぽい。

逆位置 自分の正しさを振りかざす。理詰めに考え過ぎてゆとりや面白みがない。残酷なところがある。自分の非を認めない。道を間違えたときにUターンできないタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードのキング」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードのキング】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword フェア、全体の利益、試行錯誤

占い例 対等に話し合いたい、ふたりともハッピーになることを考えていると知ってほしい、自分なりに頑張っている

逆位置

keyword 身勝手、決めつけ、自分が正しい

占い例 全部自分に合わせてほしいと思っている。あなたはこう思っているはずだ、あなたはこういう人だ…と決めつけている。自分の言い分が正しいと信じているし、あなたにもそれを認めてほしい。

【ソードのキング】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword クールな判断、仕事優先

占い例 一緒に住んだ方が仕事をしやすいという理由で結婚に進む可能性あり。仕事が忙しくて結婚について考える余裕がない状態かも。結婚したいなら仕事量の調整を。

逆位置

keyword 理不尽、冷酷

占い例 結婚の話を出したり婚活をしたりすると、「どうしてこんな思いをしなきゃいけないの」という理不尽さを味わいそう。相手の冷たさに傷つくかも。タイミングではない。

【ソードのキング】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 冷静、公平

占い例 双方にとってメリットがあるという結論になれば復縁の可能性あり。「やっぱり寂しい」「やっぱり好き」という感情だけでは戻らない。

逆位置

keyword 独裁、身勝手

占い例 相手が言う不公平で身勝手な条件をすべて飲まないと復縁できない。ヨリが戻っても幸せな恋愛にならないので次の恋に進んだほうがいい。

【ソードのキング】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードのキングの場合は「甘い、不公平になっている、私利私欲に走っている」など

2

正位置が過剰と読む

ソードのキングの場合は「厳し過ぎる、公正さにこだわり過ぎる、無表情で何を考えているかわからない」など

3

正位置が不足と読む

ソードのキングの場合は「厳しさが足りない、リーダーシップが足りない、冷静さが足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。