タロットカード【カップの2】の世界観

[ 絆 ]

お互いに心を寄せ合い、相互理解や絆が生まれるカード

頭にリースを乗せた男女が、感情や心を表すカップをお互いに差し出しています。ふたりは、お互いに自分の心を見せ、相手の心を知ろうとする思いやりがあるのです。男性と女性という違う性の人物として描かれているのは、ふたりがお互いの違いを認め合おうとしていることの表現でもあるでしょう。そして、ヘルメスの杖と翼のついたライオンが、まるで相合傘のような形を成して、ふたりに叡智と癒やしを与えています。

【カップの2】正位置が暗示すること

タロットカードカップの2

素晴らしい信頼関係があること、愛が芽生えてきていることを暗示します。また、意志がハッキリとしてきている場合も。そして、問題や課題としてみるなら、恋愛感情が邪魔をしていることや、オープン過ぎる態度を暗示。

状況別キーワード

恋愛 ロマンス、一目惚れ、甘いムード、相思相愛、パートーナー、性的魅力、婚約、結婚、告白、愛が芽生える、仲直り

仕事 話がスムーズに進む、契約成立、すんなりと意思疎通、仕事上のパートーナーができる、相乗効果のある仲間、信頼できる人、タッグを組む

未来 周囲と協力して目標に迎える、信頼関係が深まる、恋の成就、協力者が見つかる、仲直りできる

対策 本音でオープンに話して、お互いに「理解しよう」という気持ちで、協力者を探して、許して

【カップの2】逆位置が暗示すること

タロットカードカップの2

不信感が芽生えている状態、孤立していることを暗示します。何かひとつの物やひとりの人に執着や依存をしている場合も。情熱が消えているのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 冷める、失恋、別れる、噛み合わない、打算だらけの交際、偽装結婚、愛を重く感じる、下心、破局、価値観が合わない、セックスレス

仕事 交渉決裂、意見が合わない、信頼できない人、トラブル、話を聞いてもらえない、会議の結論に納得できない

未来 誰かや何かを信じられなくなる、なかなか理解してもらえない、何かへの情熱が消える、意見の食い違いが生じる、許せないことが起こる

対策 あまり期待し過ぎないで、信じ過ぎるのはNG、トラブルにならない話し方をしよう、依存しないように注意

【カップの2】の人物像

正位置 優しくて、人の話を聞こうとする余裕がある。自分のことも包み隠さず話す。感動屋さん。共感するのが上手。無条件に人を許すことができる。

逆位置 いつも意見がぶつかってしまう人。気が合わないし理解できない相手。人を信じたり許したりすることが苦手。周りに馴染めないタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「カップの2」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【カップの2】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword つながり、甘い、和解

占い例 もっと深くつながりたい。もっと話してお互いのことを知りたい。甘い妄想が止まらない。惚れている。好きになったばかり。仲直りしたい。

逆位置

keyword 冷める、信じられない、違和感、打算

占い例 愛情が冷めているのかも。あなたの発言や行動に「信じて大丈夫?」と思っている。何か違う…というモヤモヤ。メリットがあるから一緒にいる場合も。

【カップの2】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 婚約、結婚、一目惚れ

占い例 すんなりと結婚へと向かう可能性大!カップルは素直な想いを伝えて。婚活は一目惚れから一気に結婚に進むかも。積極的に行動を。

逆位置

keyword 一方的、破談、偽装結婚

占い例 カップルは、相手が結婚したいタイミングではないかも。進んでいた話が破談になる場合も。別れたくないなら、今は将来の話はNG。偽装結婚のような愛のない結婚はあり得るけど幸せではない。

【カップの2】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 相思相愛、許す

占い例 想いがつながっている可能性大!復縁できそう。気持ちを素直に話してみて。過去のことはすべて許して。

逆位置

keyword 冷める、打算

占い例 相手の気持ちが冷めていて復縁は難しいかも。相手にメリットがあればヨリが戻るかもしれないけど、愛はない。見切りをつけて。

【カップの2】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

カップの2の場合は「調和できない、理解できない、絆が切れる、心を開けない、不信感」など

2

正位置が過剰と読む

カップの2の場合は「盲目的に信じてしまう、何でも許し過ぎて無秩序、誰かとふたりだけの世界に閉じこもる」など

3

正位置が不足と読む

カップの2の場合は「信頼や絆が弱まる、少しずつ気持ちが離れる、お互いへの理解が足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。