タロットカード【カップの9】の世界観

[ 願望成就 ]

望みが叶って大きな満足感を得るカード

9つのカップを並べ、その前の腕を組んで座る男性。この男性は、手に入れてきたものをひとつずつ並べ、自分の願望が叶ったことに大いに満足しているのでしょう。とても満足そうで誇らしげな表情を見せています。ドンと椅子に腰かけている彼は、これから、ひと息つきながら手にしたものをしっかりと噛み締めることができるのです。そして、明るい希望を示す黄色い背景のように、未来に向けてもワクワクしているのでしょう。

【カップの9】正位置が暗示すること

タロットカードカップの9

もうすぐ願っていたことが叶う暗示。目標達成や夢の実現は、すぐそこです。自分を称え、誇ることもできるはず。また問題や課題としてみる場合は、自画自賛し過ぎていることを暗示します。

状況別キーワード

恋愛 想いが実を結ぶ、理想通りの展開になる、理想的な相手との恋、願った通りの付き合い方、満たされるセックス、玉の輿

仕事 時間をかけたプロジェクトの成功、満足できる結果、最高の達成感、昇給、昇格、栄転、商売繫盛

未来 願ってきたことが叶う、経済力UP、贅沢ができる、大満足できる、「よくやった」と心から思える

対策 願いが叶うと自信を持って、叶えたいことをリアルに想像しよう、自分にご褒美を、ドヤ顔や自慢はNG

【カップの9】逆位置が暗示すること

タロットカードカップの9

調子に乗っている状態、欲に目がくらんでいる状態を暗示しています。また、うんざりした気分を表すことも。どんなに手に入っても、満足できない貪欲さがあるのでしょう。

状況別キーワード

恋愛 本物の恋ではないと気づく、相手にガッカリする、相手の愛情表現に満足しない、相手に求めるものばかりが増える、体だけの恋

仕事 損失を出す、働く人の心を無視して利益第一、負債を抱える、出世のことしか考えていない、評価や報酬に納得できない

未来 天狗になってしまう、快楽や贅沢に溺れて自分を見失う、生活が乱れる、すべてが虚しくなる、金銭トラブルに巻き込まれる

対策 謙虚さを忘れないで、周りのおかげだと忘れないで、お金では買えないものに目を向けて、今あるものに感謝を

【カップの9】の人物像

正位置 目標に向かってエネルギッシュに楽しみながら努力する人。願ったことは実現する人。心にもお財布にも余裕がある人。嬉しいことを純粋に喜べる人。

逆位置 貪欲で「もっともっと」と欲しがる人。自分の出した結果を自慢する人。うまくいくと調子にのっておごり高ぶるタイプ。上から目線。贅沢ばかりしている。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「カップの9」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【カップの9】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 満足、幸せ

占い例 あなたとの関係に大満足している。大好き。周りに自慢したい。理想的な相手だと思っている。

逆位置

keyword ゆがんだ愛、満たされない

占い例 あなたの愛情表現にケチをつけたくなる。あなたが何をしても「愛が足りない」と感じる。体だけの関係を望んでいるのかも。

【カップの9】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 願望成就、理想、お金持ち

占い例 理想通りの結婚ができそう!カップルの場合も婚活も、自分の心に従ってアクションを起こして。玉の輿に乗る可能性も。

逆位置

keyword 不満、欲張り

占い例 結婚や相手に対して求めるものが多くなり過ぎているのかも。結婚に向かうことができるのは、その部分を見直した後。

【カップの9】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 願望成就、通じ合う

占い例 これまで長く叶わなかった復縁だとしても、そろそろヨリが戻りそう!自信と希望を持って積極的に動いて。笑顔を忘れずに。

逆位置

keyword 偽りの恋、うんざり

占い例 やり取りをしているうちに、復縁したいほど好きではなかったと気づきそう。相手の態度に幻滅するかも。それでスパッと次の恋にいける。

【カップの9】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

カップの9の場合は「願いが叶わない、失敗する、損失を出す、不満を抱く」など

2

正位置が過剰と読む

カップの9の場合は「調子に乗っていて自信過剰、おごり高ぶって失敗、天狗になる」など

3

正位置が不足と読む

カップの9の場合は「成功するほど保身に走る、結果に不満を感じる」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。