タロットカード【カップのクイーン】の世界観

[ 寄り添い ]

無償の真心で人に寄り添う慈愛のカード

貝や子どもなど愛情を表すモチーフが彫られた、温かみのある色の大きな玉座に座るクイーン。彼女のドレスは大地や海と同化し、愛の深さやすべてを受け入れる包容力を重ねて物語っています。このクイーンは、誰かをジャッジすることがありません。人の悲しみに寄り添って一緒に涙を流し、喜びに心を震わせて一緒に笑うことができるのです。どんな人の心にも分け隔てなく純粋な愛情を注ぎ、人々の心に救いをもたらします。

【カップのクイーン】正位置が暗示すること

タロットカードカップのクイーン

周りと調和し、人の心を理解できることを暗示。同時に、しっかりと自分の芯があることも伝えています。また、問題や課題としてみる場合は、自分を抑え込み過ぎたり、感情的になり過ぎたりしていることをしめします。

状況別キーワード

恋愛 母性的な愛情、相手を包み込む、心の深い結びつき、無償の愛、献身的、最愛の人、女性からのアプローチが功を奏する

仕事 相手が誰でも柔軟に応じられる、アートやケアに関する仕事、癒やし系の仕事、目上からのサポート、仲間や会社に尽くす

未来 人に優しくなれる、リラックスできる、心が安定する、人の気持ちを理解できる、直感が冴える、アートの才能が開花

対策 思いやりを注ごう、人の気持ちを察してみて、自分自身にも癒やしの時間を、直感を信じてOK

【カップのクイーン】逆位置が暗示すること

タロットカードカップのクイーン

自分軸を失っていることを暗示。自分以外の誰かの感情に飲み込まれていたり、同情し過ぎたりしている状態です。依存してしまっている場合も。

状況別キーワード

恋愛 移り気、浮気、ジェラシー、依存、惰性で付き合う、好きでもないのに恋人になる、相手のプッシュに負けて告白をOKする、愛のない結婚

仕事 人の手伝いばかりして自分の仕事が遅れる、利用されてしまう、意見を言えない、仕事の優先順位がわからなくなる

未来 誰かに振り回されてしまう、誰かに依存してしまう、依存されてしまう、心が落ち着かない

対策 自分と他人の境界線をしっかりと、思いやりなのか同情なのかを見極めて、馴れ合いはNG、口出しし過ぎないで

【カップのクイーン】の人物像

正位置 感受性が豊かで、自分には経験のないことでも人の気持ちを理解できる。アートの才能もある。良いか悪いかというジャッジをしない。母性豊かな癒やし系。心身ともに美しい。しっとりした雰囲気がある。人徳がある。

逆位置 自分に芯がなくて、人の感情や言葉に引きずられてしまうタイプ。お人好し過ぎるタイプ。自分の意見がなくてウジウジしている。依存する相手が必要なタイプ。すねて悲観的になる人。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「カップのクイーン」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【カップのクイーン】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 献身、無償の愛

占い例 あなたのために何でもしたい。甘えてほしい。何をしてほしいか言ってもらえると嬉しい。尽くしたい。いてくれるだけでいい。守りたい。

逆位置

keyword 移り気、愛がない、惰性

占い例 気分はコロコロ変わっている、ほかの人に目がいっている可能性も。好きじゃないけど一緒にいるのかも。

【カップのクイーン】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 最愛の人、献身、癒やし、直感

占い例 カップルはお互いを最愛のパートナーだと認め合って結婚に進めそう。日頃の献身や癒やしの空気が効果的。婚活は直感を信じてOK。ホッとできる人なら特に自信を持って。

逆位置

keyword 愛のない結婚、移り気

占い例 今は結婚に向けて動いても、殺伐とした夫婦生活が待っていそう。婚活も、気持ちが定まらない。いずれにしても、今はタイミングではない。

【カップのクイーン】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 愛を感じる、癒やし

占い例 復縁の可能性大!相手を思いやる言葉や優しい雰囲気の言い回しを意識して。癒やしの空気が漂えばヨリが戻るはず。

逆位置

keyword もらい泣き、上っ面

占い例 泣き落としのような作戦で相手の同情心をくすぐれば復縁できるかも。ただ、そのとき相手は流されているだけという可能性大。本当は次の恋に進んだほうがいい。

【カップのクイーン】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

カップのクイーンの場合は「人の気持ちを理解できない、自分軸で動けない、」など

2

正位置が過剰と読む

カップのクイーンの場合は「同情し過ぎて自分と人の感情が混同してしまう、人の気持ちがわかり過ぎて苦しい」など

3

正位置が不足と読む

カップのクイーンの場合は「優しさや温もりが足りない、中途半端にしか信じられない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。