タロットカード【魔術師】の世界観

[ ゼロイチ、スタート ]

準備が整い、0から1を生み出すスタートのカード

自信と意欲に満ちた魔術師の前のテーブルには、ワンド(棍棒)、ペンタクル(金貨)、ソード(剣)、カップ(聖杯)が並べられています。これらは、宇宙を構成する四大要素。あらゆるものを生み出すための材料は、すべて揃いました。何をどのように使ってどんなものを創り出すのかは、魔術師次第。彼は、今まさに自分のアイデアと創造性を信じて、手に持ったワンドを高く掲げているのです。

【魔術師】正位置が暗示すること

タロットカード魔術師

準備運動を終え、スタートラインに立っている段階です。能力を大いに発揮できますが、そのためには自分自身の意志を持ち、自ら行動することが必須。また、問題や課題としてみるなら、根拠のない自信を持っている場合も。

状況別キーワード

恋愛 恋の始まり、交際スタート、理想的な恋ができる、自分から動いてOK、出会いや進展の可能性

仕事 クリエイティビティUP、アイデアが冴える、モチベーションが高い、才能をフル活用できる、新しい企画が吉

未来 万事順調、新展開が訪れる、積極的に動ける、自分のアイデアを活かせる、やりたいことができる、自ら動くとよい未来へ

対策 自分の意志を明確に、人任せにしない、先手必勝と考えて動け、考えてばかりでなく実際に行動を、自信が最大の武器

【魔術師】逆位置が暗示すること

タロットカード魔術師

不十分なことや間違っていることがあることを暗示。先を急がず立ち止まる必要があります。また、余裕がなくいっぱいいっぱいになっている可能性も。

状況別キーワード

恋愛 利用される、だまされる、詐欺、迷ってしまう、不安ばかりが募る、相手のほうが何枚も上手

仕事 モチベーションが下がる、集中できない、やりたい仕事ではない、奇をてらい過ぎる、知識も実力も足りない

未来 八方塞がりになる、思っていたのと違う展開、トラブルに対応できない、諦めることになる、騙される、迷いが生まれる

対策 騙されないように気をつけて、諦める前にすべてを試して、消極的にならないように、人に相談して

【魔術師】の人物像

正位置 才能や能力に満ち溢れている。自信も行動力もある。創造性が高くて、ほかの人が思いつかないようなアイデアが浮かび、それを形にできる。

逆位置 詐欺師やペテン師。自分を能力以上に見せようとする。本当は自信も才能もない。目立つために奇をてらった言動をする。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「魔術師」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【魔術師】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 魅力を感じる、確信がある

占い例 「魅力的だな」とときめいているだけでなく、最高の恋ができると信じている。積極的に動こうという気持ちもある。

逆位置

keyword 迷い、嘘、遊び人

占い例 迷っている。遊び相手だと思っている。あなたを騙そうとしている可能性も。あなたの想いや存在を利用しょうとしている。

【魔術師】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 創造、アクション

占い例 ふたりで新たな未来を創造できる。将来の話を出すなど、自らアクションを起こせば、スムーズに結婚へ。

逆位置

keyword 口先だけ、結婚詐欺

占い例 「結婚する」と言いながら実現しないままに時間だけが過ぎる。話が進むなら結婚詐欺の可能性がある。

【魔術師】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 準備万端、説得力

占い例 別れもその後の時間も、すべてが復縁のための準備だった。自信をもって向き合えば復縁も可能。相手の心を動かすことを言える。

逆位置

keyword 悪用、詐欺

占い例 表面上は復縁したことになっても、実は騙されている可能性。想いを利用されて時間やお金を搾取される場合も。

【魔術師】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

魔術師の場合は「自信がない、想像力や才能がない、消極的、偽物、メッキ」など

2

正位置が過剰と読む

魔術師の場合は「自信があり過ぎる、強引になる、押し付ける、アピールが強過ぎる」など

3

正位置が不足と読む

魔術師の場合は「能力不足、自信不足、行動力が足りない、優柔不断になる、意志薄弱」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。