目次
タロットカード【女教皇】の世界観
[ 清い精神 ]
清らかで公平な、高い精神性を示すカード
真ん中に描かれている女教皇は、知性にも理性にも満ちた清廉潔白な人物。聖典を携え、何事に対してもフェアで冷静に判断を下します。背後にあるシュロとザクロは男女の性を象徴しますが、それに背を向けているのは、穢れのなさを暗示。両端の黒と白の柱は、陰陽や光と闇、プラスとマイナスなど、相反するふたつのものを象徴。女教皇は、偏りなく物事を見つめており、だからこそ正しい直感を得られるのです。
【女教皇】正位置が暗示すること
中途半端になったりズルい考えを持ったりせず、清い心で物事を見ていることを暗示。直感力や洞察力が高まっている場合も。また、問題や課題としてみるなら、正解を求め過ぎていたり、柔軟性がなくなっていたりすることを暗示。
状況別キーワード
プラトニック、心のつながりを重視、秘めた想い、経験不足で考え過ぎる、まじめな恋
細部まで完璧な仕事ぶり、高い分析力と洞察力、キャリアウーマン、デキる人、資格取得は吉
目標が見える、何かをひらめく、重要なことに気づく、何かを学ぶことになる、よき理解者を得る
まずは基礎から知識を増やして、生活全体を見直し整えて、するべきことをキチンと、誘惑を遠ざけて
【女教皇】逆位置が暗示すること
完璧主義に陥っている状態を暗示。曖昧さやちょっとしたゆとりを許すことができず、ストレスフル。心にも余裕がなくなり、ヒステリックになる場合も。
状況別キーワード
信じられず疑ってしまう、神経質に相手を束縛、文句ばかり、けんか、嫉妬心
細部が気になって仕事を進められない、批判ばかり、考え過ぎ、能力が足りない、人の揚げ足を取る、ピリピリした職場
ストレスが溜まり過ぎる、いきなり極端な行動に出る、周囲を信じられず四面楚歌に、冷静でいられなくなる
小まめにストレス発散を、イライラしたら鏡を見てクールダウン、欠点を許してみて、大人の階段を上れ
【女教皇】の人物像
服装も姿勢もキチンとしている。表情にもゆるみがない。全体的に抜かりのない雰囲気をにじませている。自分にも他人にも厳しい。
ヒステリックで、いつもひとりでカリカリしている。「触らぬ神に祟りなし」と思われて、人が寄り付かない。意地を張って「ひとりが好き」と言い出す。
恋愛で多い相性相談の読み解き例
恋愛相談でよくある質問に対して、「女教皇」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。
【女教皇】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」
正位置
keyword まじめ、憧れ
占い例 まじめに向き合っていて、関係をハッキリさせようとしている。強い憧れを抱いている場合も。
逆位置
keyword 疑心暗鬼、不満
占い例 疑う気持ちばかりが湧いている。浮気されるのではないかと思っている。不満があり、言わなくてもそれに気づくべきだと思っている。
【女教皇】の読み解き例 2.
「結婚できる?」
正位置
keyword 古風、よき理解者
占い例 お見合いや目上からの紹介など、縁をとりもってくれる人がいると結婚に進みやすい。相手がいる場合も、後押ししてくれる人が必要。
逆位置
keyword 神経質、完璧
占い例 相手の条件や結婚後の生活など、何かとパーフェクトを求め過ぎて結婚が遠のく。神経質に考え過ぎて結婚できない。
【女教皇】の読み解き例 3.
「復縁できる?」
正位置
keyword 冷静、観察
占い例 感情の盛り上がりではなく、冷静な話し合いで同意すれば復縁できる。共に反省し、共に改善策を練ることが重要。
逆位置
keyword 批判、口論、疑い
占い例 復縁しようとしても、お互いを信じ切れない。「そういえばこんな欠点があった」と思い出し、ケンカになって復縁に至らない。
【女教皇】の逆位置を読むコツ
逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。
3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。