タロットカード【恋人】の世界観

[ 夢見心地 ]

ときめきと快楽に身を委ね、フワフワと夢見るカード

無防備に生まれたままの姿になっている男女は、アダムとイブ。ふたりは、エデンの園で天使からの祝福を受けています。お互いに惹かれ合い、恐れるものは何もないような心地よさを感じているふたり。ただ、イブの後ろに描かれた禁断の果実が実る木に巻き付いた蛇は、ふたりを誘惑します。天使との約束を守るか、禁断の果実に手を伸ばして快楽に溺れるかは、ふたりの意志にかかっているのです。

【恋人】正位置が暗示すること

タロットカード恋人

とても楽しく、心地いい状態を暗示。相性のよさや心が通い合っていることも表現。また、理性では抑えられないほど何かに惹きつけられていることも表しています。また問題や課題として見る場合、無防備過ぎることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 最高のときめき、ラブラブ、ずっと一緒にいたい、唯一無二の恋人、魅了される、快楽、肉体的な結びつき

仕事 よきパートナー、仕事を楽しめる、連携プレーで成功、気の合う仲間、交渉がうまくいく

未来 楽しいひとときを過ごせる、はしゃぐような出来事、恋をする、満たされる時間を過ごす、幸せを実感する

対策 心のトキメキを大切に、今を楽しんで、周りの目や評価を気にしないで、楽しみながら進めて

【恋人】逆位置が暗示すること

タロットカード恋人

快楽に溺れている状態を暗示。先のことを考えられないほど浮ついていることも。今さえよければ…という思考に陥っている。

状況別キーワード

恋愛 浮気心、遊び、三角関係、体だけの関係、本気にはなれない、誠意や責任感がない、失恋

仕事 ケアレスミス、仕事に集中していない、続ける気がない、仕事が雑、居心地の悪い職場、迷惑をかける

未来 心変わりする、無責任で取り返しのつかないことになる、どんどん適当になっていく、悪習慣がつく

対策 しっかりと周りを見ること、まずは冷静になって、客観的に物事を見て、周りからどう見られるかを考えて

【恋人】の人物像

正位置 ラブラブな恋人たち。幸せに満ちていて、この世のすべてがキラキラと輝いて見えている。無防備になり過ぎている場合も。

逆位置 目の前のことしか考えていなくて、いい加減。責任感がなく、楽しいことだけに興味がある。周りに迷惑をかけても、気にしない。もしくは気づいていない。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「恋人」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【恋人】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword ときめき、ラブラブ

占い例 純粋に「大好き」と思っている。初恋のようなときめきを感じている。ラブラブな気持ち、イチャイチャしたい、気が合うと感じている

逆位置

keyword 不安定、遊び

占い例 優柔不断になっている。いろいろな人に気持ちが移っている。誰にも本気になれず遊びの恋しかできない。

【恋人】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 幸福感、夢見心地

占い例 ラブラブな空気の中で、「結婚したらこんなことがしたいね」などと夢見るような話ができると、結婚につながりやすい。現実的かどうかは横に置くことがカギ。

逆位置

keyword 選択を間違える、見込み違い

占い例 「この人こそ」と思った相手に、想像していなかった欠点がありそう。急いで結婚に向かうと後悔しそうなので、慌てないで。

【恋人】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 愛の喜び、ときめき

占い例 求め合う気持ちやときめきが復活しそう。ただ、きちんと復縁する前に体の関係を持つと、快楽に溺れるだけになる場合も。言葉で確認してから体を重ねて。

逆位置

keyword 刹那、快楽

占い例 体の関係を持てば、一時的には復縁したような状態になる。ただ、そこから遊びの関係に陥ってしまい、本物の復縁は望めなくなりそう。

【恋人】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

恋人の場合は「居心地が悪い、幸福を感じられない、相性が悪い、心が通わない」など

2

正位置が過剰と読む

恋人の場合は「不安がなさ過ぎる、責任感がなくなる、浮気心が出る、現実が見えていない」など

3

正位置が不足と読む

恋人の場合は「楽しくない、ときめきが足りない、夢中になれない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。