タロットカード【力】の世界観

[ 信念、根気 ]

物事に根気よく向き合い、成し遂げるカード

華奢で戦うための装備を何ひとつ身に着けていない女性が、獰猛なライオンと共に歩いています。彼女は、丸腰というだけでなく、リラックスしたローブをまとい、花の飾りまでつけているのです。また、彼女の頭上に描かれたインフィニティのマークが表すのは、無限の愛。彼女とライオンの間には、揺るぎない信頼があります。腕力に任せるのではなく、優しさと真心によってライオンと心を通わせている彼女は、本当の力は愛であることを伝えています。

【力】正位置が暗示すること

タロットカード力

忍耐があれば困難を乗り越えられること、固い絆を結べることを暗示しています。また、ピンチをチャンスに変えられる可能性も。また問題や課題として見る場合、ハードルが高すぎること、ストレスがあることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 信頼し合っている、固い絆、じっくり話し合う、長い片想いが実る、足並みが揃っているふたり、溢れる愛がある、大恋愛

仕事 協力できる、時間をかけて目標達成、難しいこともやり遂げる、パートナーやスポンサーに恵まれる、長期計画が吉

未来 時間をかけて徐々に状況がよくなっていく、敵が味方になる、協力や後ろ盾を得る、弱みを克復できる

対策 諦めないで、物事を長い目で見て、少しずつの前進でOK、ピンチはチャンスだと受け止めて、真心を忘れずに

【力】逆位置が暗示すること

タロットカード力

粘り強く物事と向き合えない状態を暗示。断念するしかない状況なのかもしれません。また、精神的にも肉体的にもエネルギー不足に陥っています。

状況別キーワード

恋愛 向き合うことを投げ出す、媚びる、相手の顔色ばかり見る、嫌われたくない気持ち、利用しようとする

仕事 仕事が続けない、集中できない、単独行動に走る、野心ばかり大きくて根気はない、パワーバランスが悪い、成功を諦める

未来 あと一歩のところで諦めてしまうかも、気を抜いてミスをする、こだわっていたことがどうでもよくなる、耐えられなくなる、休養が必要になる

対策 疲れているなら休息を最優先して、周りに助けを求めて、歩み寄りの気持ちと温かい心を忘れずに、情熱が冷めたなら離れて

【力】の人物像

正位置 真心と温もりがあって、愛情や力の本質を知っている。不屈の精神の持ち主で、穏やかに振る舞いながらも淡々と努力を続ける。表面はソフトだけど芯の強さは人一倍。

逆位置 自分で言い出したことでも、粘り強く取り組むことができずに投げ出してしまう。自己中心的で、周りの人と協力できない。媚びを売ってばかりいる。腰巾着。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「力」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【力】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 歩み寄り、根気

占い例 心を開いて話し合いたい、仲直りしたいと思っている。時間をかけて話し合う覚悟がある。温かい愛情を抱いている。

逆位置

keyword 意欲喪失、自信喪失、媚びる

占い例 向き合う気がないかも。自分の魅力やふたりの関係について自信を失っている。あなたの顔色をうかがって媚びていたり、あなたのそういう態度に嫌気がさしていたりする場合も。

【力】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 達成、自信、大恋愛

占い例 焦らなければ、結婚という目標を達成できる。これまでの経験にも自分の魅力にも自信をもって。大恋愛の末に結婚する可能性も。

逆位置

keyword 断念、現実逃避

占い例 結婚に向けて頑張っても断念することになりそう。目の前の現実がつらくて結婚に逃げようとしていないか、自分自身の心を見つめてみて。

【力】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 信頼、長期計画

占い例 恋愛感情よりも、ふたりの間にある信頼関係をアピールすることで復縁の可能性が。一気に関係を取り戻そうとせず、長い目で見ると◎。

逆位置

keyword 逃げ腰、分裂

占い例 復縁を迫れば相手は逃げ腰になりそう。追えば追うほど距離が離れてしまうので、しばらくは静かに様子を見て。

【力】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

力の場合は「大事なことから逃げ出す、すぐに投げ出す、信頼や絆がない、努力や協力ができない、弱気」など

2

正位置が過剰と読む

力の場合は「寄り添い過ぎする、頑張り過ぎる、こだわり過ぎる、時間をかけ過ぎる」など

3

正位置が不足と読む

力の場合は「根気が足りない、体力不足、逃げ腰になる、諦める、自信を持てない、意志が弱い」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。