タロットカード【運命の輪】の世界観

[ 転機、運命 ]

用意されていた転機や避けられない運命を示すカード

中央に描かれた大きな車輪は、ゆっくりと回転し、絶え間なく流れる時間や運命の浮き沈みについて物語っています。その車輪を囲むように、波乱を予兆する蛇や生死を司るアヌビス、四大元素の聖獣などが描かれています。この車輪に乗っている私たちは、生きていく中で、自分の意志とは関係なく起こるさまざまな出来事に出会います。ときには思いがけない幸運もあるでしょう。またときには、予測できない出来事に翻弄されることもあるのです。

【運命の輪】正位置が暗示すること

タロットカード運命の輪

運命の素晴らしい流れが生まれていることを暗示しています。ラッキーに恵まれ、願ってもないチャンスが舞い込む可能性大。また問題や課題として見る場合、幸運に期待し過ぎていることや流れに逆らっていることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 一目惚れ、電撃婚、結婚につながる恋、運命の出会い、ラッキーな出来事でうまくいく、関係がすんなり前進

仕事 大きなチャンス到来!、活躍できる流れが生まれる、妙案をひらめく、仕事や交渉が順調に進む

未来 ラッキーなことが起こったり増えたりする、「運が巡ってきた」と思える、運命的な出会いがある、チャンスがやってくる、豊かな人脈が広がる

対策 直感を信じて動いて、流れに乗ってみて、話は受けてみて、躊躇しないで前進して

【運命の輪】逆位置が暗示すること

タロットカード運命の輪

アンラッキーな出来事が起こることの暗示。また、チャンスを掴み損ねたり、行動が裏目に出やすかったりするかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 チャンスを逃す、相手とタイミングが合わない、短い恋、アプローチが空回り、関係が悪化、マンネリ

仕事 失敗、苦手なことを任される、頑張ってもうまくいかない、チャンスが通り過ぎる

未来 あれよあれよという間に状況が悪くなっていく、マンネリ状態に陥る、振り出しに戻ることになる、落とし穴に落ちる、チャンスを逃す

対策 動き過ぎず状況をよく見て、自己アピールはほどほどに、プライドは捨てよう、過ぎたチャンスに未練を抱かないで

【運命の輪】の人物像

正位置 人生や世の中は素晴らしいものだと信じていて、だからこそ小さなチャンスでも気づくことができる。そして、そのチャンスをしっかりとつかむこともできる。

逆位置 いつも「自分はツイていない」とぼやいている。人を羨んでばかりいる。タイミングや間が悪いことが多い。あと一歩で電車に遅れる。最後のひとつを目の前で先取りされる。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「運命の輪」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【運命の輪】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 運命、直感

占い例 あなたのことを「運命の相手だ」と思っているかも。直感的にピンときている。意気投合していると感じている。

逆位置

keyword マンネリ、腐れ縁、つまらない

占い例 ふたりの関係にマンネリを感じていたり、腐れ縁だと思っていたりするのかも。今のままではつまらないはず。新たな刺激を。

【運命の輪】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 運命、結婚

占い例 まさに運命の出会いが待っている可能性大。周りから勧められたことは試して。紹介話が舞い込んだら結婚の予兆かも。電撃婚をする可能性も。

逆位置

keyword いざこざ、落とし穴

占い例 結婚へと進もうとすると、トラブルが起きそう。また、婚活中に思わぬ落とし穴に落ちる場合も。結婚は焦らないで。

【運命の輪】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword タイムリー、結婚

占い例 今こそ、連絡してみたり想いを伝えたりするといいタイミング。復縁に向かう可能性も。そのまま結婚に進むかも。

逆位置

keyword 後退、すれ違い

占い例 真剣に話しても、想いが伝わらないかも。何度も話してもすれ違いが大きくなるだけなので、しばらくは何もしないのがベスト。

【運命の輪】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

運命の輪の場合は「転落、アンラッキー、トラブル、タイミングが悪い、なかなか進まない、向かい風の中を進む」など

2

正位置が過剰と読む

運命の輪の場合は「すでにタイミングを逃している、自分はツイていると思い過ぎている」など

3

正位置が不足と読む

運命の輪の場合は「まだタイミングではない、チャンスが小さくて気づけない、よい運命を信じられない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。