タロットカード【正義】の世界観

[ 公平 ]

あくまでもフェアにバランスを取るカード

左手に天秤を、右手に剣を持つ人物は、裁判官。感情に振り回されず、あらゆる状況や原因、現象や結果などを客観的に見て、あくまでも公正な判断を下す役割を担っています。この裁判官は女性ですが、中性的な雰囲気をかもし出しているのが特徴的。また、手に持っている天秤にも偏りはありません。このカードは、公平であることや感情を入れ込まずに冷静に物事を受け止めて判断することの大切さを物語っているのです。

【正義】正位置が暗示すること

タロットカード正義

物事が公平な状態にあることを暗示しています。正しいかどうかを基準に判断することを促す場合も。現状の原因は過去の行いにあることも伝えています。また問題や課題として見るなら、厳格過ぎてユーモアがないことを暗示。

状況別キーワード

恋愛 対等、釣り合いのとれたふたり、安定した交際、情熱的に盛り上がっているわけではない、条件としてはちょうどいい相手

仕事 私生活とのバランスがよい、正当に評価される、求められている結果を出す、冷静な判断、収支のバランスがよいビジネス

未来 バランスが整う、物事が安定していく、平等な結論が出る、勝負は引き分ける、正しいと思うことを貫ける、努力の結果が出る

対策 事実をよく確認して、えこひいきしないで、一方の話だけを聞くのはNG、結論や行動の前に冷静になって

【正義】逆位置が暗示すること

タロットカード正義

不公平な状態になっていること、感情や個人的な都合が入り込み過ぎていることを暗示。バランスが崩れていると警告している場合もあります。

状況別キーワード

恋愛 打算、キープ、釣り合わないふたり、条件ばかり見る、愛情や関係が不安定

仕事 労働に見合った報酬を得られない、待遇が悪い、不公平な扱い、パワハラ、悪質な取引先に注意、コスパが悪い

未来 バランスが崩れていく、不公平な条件を提示される、理不尽さを味わう、ズルいことをしたツケを払う

対策 いかさまに気をつけて、自分が立たされている立場を確認して、泣き寝入りはNG、不正に手を染めるな

【正義】の人物像

正位置 自分にも人にも同情し過ぎず、あくまでも客観的事実に基づいてフェアに物事を見る。司会者や議長として中立的に話をまとめることができる。何があっても冷静。

逆位置 心が不安定で、迷ったり怠けたりしやすい。言っていることは正しいけど人の心に響かない。誰にでもいい顔をする。矛盾したことを言う。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「正義」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【正義】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 冷静、対等

占い例 あなたの長所も短所も冷静に見ている。好きでも嫌いでもない。対等に付き合える相手だと思っている。

逆位置

keyword キープ、別れ、グラグラ

占い例 本気で向き合っておらず、キープしている状態かも。別れを考えている可能性。気持ちがグラグラと揺れている場合も。

【正義】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 法的手続き、安定

占い例 付き合いが落ち着いているカップルは結婚に進む可能性あり。婚活は、高望みせずほどよい条件の相手を探すのがカギ。

逆位置

keyword 優柔不断、別れ、浪費

占い例 相手がいる場合は、すぐに結論を出せない。焦ると別れることになるかもしれないので注意。婚活は、悪徳業者に大金をつぎ込まないように注意。

【正義】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword ギブアンドテイク、釣り合い

占い例 よりを戻すことでお互いにメリットがあると思わせることができれば、復縁の可能性あり。少しずつお互いの想いが釣り合って復縁に向かうかも。情に訴えかけるのは逆効果。

逆位置

keyword 優柔不断、中途半端

占い例 なかなか決められず、中途半端な関係が続いてしまう可能性が。言葉で確認する前に体の関係を持つと、本気の復縁は難しい。

【正義】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

正義の場合は「バランスが悪い、不公平、不合理、感情的になっている、えこひいきをする、不正、八方美人」など

2

正位置が過剰と読む

正義の場合は「非情、公平性を求め過ぎる、正しいだけで面白みがない、人の心がない」など

3

正位置が不足と読む

正義の場合は「冷静さが足りない、曖昧になる、バランスを取れない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。