タロットカード【世界】の世界観

[ 完成、成就 ]

パーフェクトな完成や願望成就を表すカード

大きく描かれたリースは、世界の始まりである「宇宙卵」を思わせます。グルグルと循環する形をしたリースには、祝福を意味する赤いリボン。中央に描かれたダンサーは、幸せが循環する世界で祝福を受けながら踊っているのです。そして、そんなダンサーを、四大元素を象徴する聖獣たちが四隅から見守っています。喜びと成功に満ちたこの世界は、長い時間をかけた末にできあがったもの。これまでの過程があるからこそ、喜びを噛み締められるのです。

【世界】正位置が暗示すること

タロットカード世界

ゴールへとたどり着いた喜びと達成感を暗示。満足できる結果、完璧な結果を手に入れています。運気が絶好調であることも伝えています。また問題や課題としてみる場合、周囲が目に入っていないこと、やり過ぎの状態を暗示。

状況別キーワード

恋愛 最高の幸せ、理想の相手、理想の恋愛、運命の出会い、国際恋愛、尊敬できる相手、長く続く関係、祝福される、相思相愛

仕事 大きな成果、絶好調、達成感、天職に出会う、やり切った感からの転職、目標達成、パーフェクトな結果、高評価、

未来 これ以上ない完璧なハッピーエンド、長い間の願望が叶う、夢が叶う、大満足できる、理想通りの完成

対策 自分の感覚とリズムを信じて進んで、周りへの感謝を忘れずに、サポートしてくれる人を信じて、喜びはみんなでシェアしよう

【世界】逆位置が暗示すること

タロットカード世界

満足できる結果を得られていない状況を暗示。スランプに陥っていること、不完全燃焼を表すことも。また、重要な問題を放置しているのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 マンネリ、お互いの存在が当たり前になる、理想が高すぎる、進展は難しい、期待外れな相手

仕事 スランプに陥る、不完全燃焼、慢心による失敗、信頼を失う、未完成に終わる、延期、破産、停滞する、ビジョンを描けない

未来 満足できない結果が出る、目標よりもはるかに低い結果、夢が叶わない、投げやりになる、没頭し過ぎて周りが見えなくなる

対策 全力で物事にあたって、まずは小さな目標や短期間の計画を立てて、逃げ腰にならないで、現状維持で満足するな

【世界】の人物像

正位置 イキイキと努力していて、周りにも元気や勇気を与える。頑張れば報われることが多いので、たいていのことは「やればできる」と純粋に信じている。みんなから尊敬や憧れの眼差しを向けられる。

逆位置 自分は手抜きをしていても、周りの人には多くを求める。たとえ恵まれていても「思っていたのと違う…」という不満を抱いて幸せになれない。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「世界」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【世界】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 喜び、幸せ、相思相愛

占い例 出会ったこと、ふたりの関係に最高の喜びと幸せを感じている。一緒にいてほしい、ずっと一緒にいるつもり。相思相愛だと信じている。あなた以上の人はいないと思っている。

逆位置

keyword マンネリ、衰退、高すぎる理想

占い例 現状にマンネリを感じている。好きな気持ちが減ってきているかも。現実的ではい高い理想を描いている。

【世界】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 運命の出会い、理想、結婚

占い例 運命的な出会いを果たして結婚する可能性大。理想通りの人がいそう。婚活に力を入れて。カップルは素直な愛情表現が結婚への近道。遠回しでなくストレートに結婚の話題を。

逆位置

keyword 挫折、延期、婚約破棄

占い例 婚活をしても挫折してしまいそう。無理に結婚を急がないで。結婚の話が出ていたカップルでも、延期や破棄になる場合が。今は核心に迫った話はNG。

【世界】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 願望成就、幸せ、成功

占い例 復縁できる可能性大!反省や後悔よりも、出会えたことをいかに幸せだと思っているかを伝えて。素直でまっすぐなアプローチが成功する。

逆位置

keyword 停滞、未完成、求め過ぎる

占い例 復縁の話をしても、なかなか前に進まない。相手に対して多くを求め過ぎてしまうことが原因かも。しばらくは動かないほうがいい。

【世界】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

世界の場合は「失敗、達成できない、不完全、完成させられない、不満」など

2

正位置が過剰と読む

世界の場合は「恵まれていることを当たり前だと思ってしまっている、感謝できないほどおごっている」など

3

正位置が不足と読む

世界の場合は「未完成、まだ足りないものがある、やり遂げるパワーが足りない、あと一歩」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。