目次
小アルカナ・カップ一覧
カップのエース
正位置が暗示すること
精神的に満足できる状況、心が通い合っていることを暗示しています。愛や希望が生まれていることを伝える場合も。また問題や課題としてみるなら、感情をストレートに出し過ぎているのかもしれません。
逆位置が暗示すること
優しさや愛を感じられずに空虚な気持ちになっていることを暗示。望んでいる結果を手にできない場合も。何も考えられない状態かもしれません。損得勘定や打算があることも伝えています。
カップのエースの人物像
親切心や友情、愛情に溢れている。誰に対しても優しいし、見返りを求めることがない。感情表現が豊かで、それが周りを幸せにする。
愛を信じることができなくて、寂しい。虚しさを感じながら生きている。いつも不安や悩みを抱えている。損得勘定が強いタイプ。何かとガッカリすることが多い人。
カップの2
正位置が暗示すること
素晴らしい信頼関係があること、愛が芽生えてきていることを暗示します。また、意志がハッキリとしてきている場合も。そして、問題や課題としてみるなら、恋愛感情が邪魔をしていることや、オープン過ぎる態度を暗示。
逆位置が暗示すること
不信感が芽生えている状態、孤立していることを暗示します。何かひとつの物やひとりの人に執着や依存をしている場合も。情熱が消えているのかもしれません。
カップの2の人物像
優しくて、人の話を聞こうとする余裕がある。自分のことも包み隠さず話す。感動屋さん。共感するのが上手。無条件に人を許すことができる。
いつも意見がぶつかってしまう人。気が合わないし理解できない相手。人を信じたり許したりすることが苦手。周りに馴染めないタイプ。
カップの3
正位置が暗示すること
お祝いごとがあること、嬉しい結果が出ることを暗示しています。苦楽を共にした仲間と一緒に喜ぶことができそう。また問題や課題としてみる場合は、仲間に頼り過ぎていることを暗示することもあります。
逆位置が暗示すること
快楽に溺れていたり、だらしなく享楽的な状況になっていたりすることを暗示。結果が出そうで出ず、ぬか喜びに終わる場合も。何もかもがルーズになっています。
カップの3の人物像
仲間を大切にする。友達のためなら頑張れる。さわやかな人。仲良しグループ。楽しい空気を盛り上げるのが上手なタイプ。
遊んでばかりでまじめに考えていない。すぐに羽目を外す。すぐ楽なほうに流される。チームの輪を乱すタイプ。だらしない。
カップの4
正位置が暗示すること
マンネリに陥って、不平不満がある状態を暗示。何かを諦めきれずにもがいている場合も。また、ネガティブな思考ばかりが強くなっていることも伝えています。
逆位置が暗示すること
モヤモヤとした状況から抜け出すこと、解決策が見えてくることを暗示。次の一手を打てるとき、方向転換のタイミングです。問題や課題としてみる場合は、解決を諦めていることを暗示しています。
カップの4の人物像
いつも現状に不満を言ってイライラしている。｢このままじゃダメだ｣と言いながらも何もしないタイプ。自分から動かない。
現状にとどまらず、常に成長しようとするタイプ。積極的に新しい人間関係を広げる。協力的。みんなが不満を言っているときも打開策を考える明るい人。
カップの5
正位置が暗示すること
失ったものばかり見ている状態、悲しみや絶望感に苛まれている状態を暗示。何かを失いそうになっている場合も。また、状況を冷静に判断できていないのかもしれません。
逆位置が暗示すること
ピンチをチャンスにできる状況を暗示。物事が新しい局面を迎えようとしている場合も。やり直せるタイミング。また問題や課題としてみる場合は、他力本願になっている暗示です。
カップの5の人物像
後悔や悲しみでいっぱいになっている人。ひどく傷ついている人。ポジティブ面もあるのに、ネガティブなことにばかりフォーカスするタイプ。
逆境の中でも、その中に希望を見出そうとする人。どんな経験も糧にして前進できるタイプ。仕切り直しが上手。
カップの6
正位置が暗示すること
過去の記憶の中にヒントがあることを暗示しています。子どものように純粋な心を思い出すときなのかもしれません。また問題や課題としてみる場合は、大切なことやピュアな心を忘れていることを暗示。
逆位置が暗示すること
過去の出来事がトラウマになっていることを暗示。また、過去に執着していたり、過去を美化していたりする場合も。清算するべき過去があるようです。
カップの6の人物像
子どものようにピュアな心を持っている人。初心を忘れずに続けることができるタイプ。どんな出来事も美しい思い出にできる人。昔の同級生。幼馴染。
過去の出来事をズルズルと引きずってしまうタイプ。過去を美化してしまう。｢昔はよかった｣｢あの頃は楽しかった｣が口癖。
カップの7
正位置が暗示すること
あれもこれも手に入るかも…と現実離れした考えに陥っていることを暗示。夢見る気分や妄想に浸っているだけなのかもしれません。無意識のうちに現実逃避をしている場合もあります。
逆位置が暗示すること
現実的に目の前の状況や問題に向き合っている状況を暗示。決断をしてもOKなタイミングです。夢を実現する行動力もあるはず。また問題や課題としてみる場合は、選択肢の中に手を伸ばすべきものがないことを暗示します。
カップの7の人物像
夢見がちなタイプ。目標というより妄想を語る人。ビッグマウス。発言は立派でキラキラと語るけど、実生活は自堕落なタイプ。
しっかりとひとつの目標を定め、現実的な計画を立てて進んでいく人。迷いを吹っ切った人。実行力がある。自分の行動に責任を持てる。
カップの8
正位置が暗示すること
ひとつの旅が終わりに向かっていることを暗示。ただ、次の旅に出ることも同時に示しています。諦めもひとつの賢い選択だと伝える場合も。また、問題や課題としてみるなら、面倒から逃げている可能性を暗示しています。
逆位置が暗示すること
同じことに再び挑戦するチャンスが巡ってきていることを暗示。諦めるのは早い、運気や状態が回復していると伝える場合も。問題や課題としてみるなら、諦めていることが問題の原因かも。
カップの8の人物像
何かを断念した人、｢自分探し｣という言葉を使いたがる人、ピークを過ぎた人。いつまでも未練を残さず次に進めるタイプ。
失敗しても諦めない。七転び八起きの精神の持ち主。ダメ元でも頑張れる。継続力がある。しばらく疎遠になっていたけど再会した人。
カップの9
正位置が暗示すること
もうすぐ願っていたことが叶う暗示。目標達成や夢の実現は、すぐそこです。自分を称え、誇ることもできるはず。また問題や課題としてみる場合は、自画自賛し過ぎていることを暗示します。
逆位置が暗示すること
調子に乗っている状態、欲に目がくらんでいる状態を暗示しています。また、うんざりした気分を表すことも。どんなに手に入っても、満足できない貪欲さがあるのでしょう。
カップの9の人物像
目標に向かってエネルギッシュに楽しみながら努力する人。願ったことは実現する人。心にもお財布にも余裕がある人。嬉しいことを純粋に喜べる人。
貪欲で｢もっともっと｣と欲しがる人。自分の出した結果を自慢する人。うまくいくと調子にのっておごり高ぶるタイプ。上から目線。贅沢ばかりしている。
カップの10
正位置が暗示すること
トラブルなどなく心から満足できる状況を暗示しています。幸せを実感できるでしょう。また、のんびり過ごせると伝える場合も。問題や課題としてみるなら、平和ボケしていることの暗示です。
逆位置が暗示すること
日常のありがたみを忘れている状態を暗示。ないものねだりばかりしているのかもしれません。マンネリが続き過ぎている場合も。
カップの10の人物像
幸せな人間関係や家庭を築いている人。リラックスして話ができる友人。目の前の幸せに感謝できるタイプ。平和な空気を放っている人。
ないものねだりをするタイプ。家族や恋人、友達などの親しい人とのトラブルが多い。孤独感が強い。小さなことに感謝できない。平凡を嫌うタイプ。
カップのペイジ
正位置が暗示すること
不可能を可能にするようなアイデアが湧くことを暗示。前向きになれることを伝えています。また、問題や課題としてみる場合は、純粋無垢で正直に言い過ぎていることを表しています。
逆位置が暗示すること
嘘を鵜呑みにしていたり、うまい話に騙されたりしている状況を暗示。お世辞を信じてしまっている場合も。精神的に未熟で誰かや何かに依存している可能性もあります。
カップのペイジの人物像
ピュアで優しい心の持ち主。アイデアマン。アーティストタイプ。クリエーター。日常のちょっとしたこともヒントにして面白いアイデアを出す。
精神的に未熟で周りに甘え過ぎている。誘惑に弱い。都合の悪いことを見つからないように隠そうとする。うまい話に騙されるタイプ。
カップのナイト
正位置が暗示すること
憧れていた状況、理想に辿り着くことを暗示。夢が叶い、満たされた気分の中で、物事が新しい局面を迎えようとしています。また、問題や課題としてみる場合は、ハングリー精神のなさを暗示することも。
逆位置が暗示すること
望んでいない展開が訪れることを暗示しています。ぬか喜びになる場合も。自分ひとりでは抱えきれず誰かを頼りたくなるかもしえません。ただ、誰かをアテにし過ぎてしまう可能性も暗示しています。
カップのナイトの人物像
強さも優しさも備えている人。白馬の王子様みたいなタイプ。言われたほうが恥ずかしくなるような褒め言葉を本気で言う。周りから慕われている。一緒にいて落ち着く。
薄っぺらい優しさ。遊び人や詐欺師。自分でできることでも人をアテにするタイプ。恩着せがましい人。素直に喜ばない。気分屋でヒステリック。人を受け止める寛容さがない。
カップのクイーン
正位置が暗示すること
周りと調和し、人の心を理解できることを暗示。同時に、しっかりと自分の芯があることも伝えています。また、問題や課題としてみる場合は、自分を抑え込み過ぎたり、感情的になり過ぎたりしていることをしめします。
逆位置が暗示すること
自分軸を失っていることを暗示。自分以外の誰かの感情に飲み込まれていたり、同情し過ぎたりしている状態です。依存してしまっている場合も。
カップのクイーンの人物像
感受性が豊かで、自分には経験のないことでも人の気持ちを理解できる。アートの才能もある。良いか悪いかというジャッジをしない。母性豊かな癒やし系。心身ともに美しい。しっとりした雰囲気がある。人徳がある。
自分に芯がなくて、人の感情や言葉に引きずられてしまうタイプ。お人好し過ぎるタイプ。自分の意見がなくてウジウジしている。依存する相手が必要なタイプ。すねて悲観的になる人。
カップのキング
正位置が暗示すること
何事にも適切に対応できることを暗示しています。それだけの余裕や知性、器の大きさがあると伝えているのです。また問題や課題としてみる場合は、何でも受け入れるべきだと考え過ぎいていることを暗示。
逆位置が暗示すること
誤解を招きやすい状態にあることを暗示しています。自分を信じられず、周りの顔色を気にし過ぎている場合も。裏表のある態度についても警告しています。
カップのキングの人物像
人生の荒波をたくさん経験していて、人間ができている。どんなことも許す心の余裕が懐の深さがある。優しいだけでなく、実は心の奥に情熱を秘めている。自分の弱さを認めることができる人。
信念や真心がない。裏表がある。都合が悪くなると嘘をつくタイプ。自信がなくて、人の顔色ばかり見ているので八方美人になるタイプ。人によって態度を変える。
