目次
タロットカード【カップの6】の世界観
[ 過去の記憶 ]
これまでの経験が心に与えている影響を伝えるカード
花がたくさん活けられたカップを受け渡しながら、子供たちがキラキラと目を光らせています。活けられている白いユリは、純粋さの象徴。ふたりとも、純粋で穢れのない心を持ち、この瞬間に幸せを感じています。また、奥に描かれている家は、屋根の様子から古いことがうかがえますが、幸せや希望を示す黄色い壁が、遠い過去に幸せな思い出があることを伝えています。誰の中にも、この子どもたちと同じようにピュアな心や美しい思い出があるのでしょう。
【カップの6】正位置が暗示すること
過去の記憶の中にヒントがあることを暗示しています。子どものように純粋な心を思い出すときなのかもしれません。また問題や課題としてみる場合は、大切なことやピュアな心を忘れていることを暗示。
状況別キーワード
初恋の思い出、ピュアな恋心を思い出す、打算の一切ない恋愛、純粋に喜んでほしくて尽くす、元恋人、無垢な人との縁、同窓会から始まる恋
昔の経験を活かせる、きょうだいのような仲間、昔の同僚、地元での就職、原点に戻る
懐かしい人と再会する、プレゼントを贈ったりもらったりする、思い出話に花が咲く、ノスタルジックな気分になる
これまでの経験を振り返ってみて、初心を忘れないで、懐かしい人と思い出話をしてみて
【カップの6】逆位置が暗示すること
過去の出来事がトラウマになっていることを暗示。また、過去に執着していたり、過去を美化していたりする場合も。清算するべき過去があるようです。
状況別キーワード
失恋を引きずる、忘れられない、出会いに気づいていない、いつまでも根に持つ、共依存、未練を利用される、腐れ縁
古いやり方にこだわっている、大人の事情が優先される、仕切り直したほうがいい、同じ失敗を繰り返す可能性
過去と同じ失敗をするかも、成長できていないことを実感、トラウマが蘇る、過去に囚われて前に進めない
誰かや何かへの依存を断って、新しいことに目を向けて、過去の栄光を語らないこと、傷のなめ合いはNG
【カップの6】の人物像
子どものようにピュアな心を持っている人。初心を忘れずに続けることができるタイプ。どんな出来事も美しい思い出にできる人。昔の同級生。幼馴染。
過去の出来事をズルズルと引きずってしまうタイプ。過去を美化してしまう。「昔はよかった」「あの頃は楽しかった」が口癖。
恋愛で多い相性相談の読み解き例
恋愛相談でよくある質問に対して、「カップの6」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。
【カップの6】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」
正位置
keyword ピュア、ノスタルジック
占い例 純粋にあなたを好き。一緒にいて楽しいし、癒やされる。お互いの子供時代の話をしたい。ふたりの思い出話をしたいのかも。
逆位置
keyword 未練、引きずる、甘え
占い例 別れているなら、あなたへの未練がある。また、昔の恋人のことを思い出しているのかも。何か引きずっている出来事があって、そればかり気になる。あなたに甘え切っている。
【カップの6】の読み解き例 2.
「結婚できる?」
正位置
keyword 懐かしい相手、元恋人
占い例 地元の友達や子供時代の同級生、以前の恋人など、懐かしい人と結婚へと進む可能性あり。気になっている人がいれば連絡してみて。
逆位置
keyword 子どもっぽい、同じ失敗
占い例 結婚するほどには、ふたりの関係や精神が成熟していないかも。幸せな結婚はまだ先。婚活は以前と同じ失敗を繰り返さないように気をつけて。
【カップの6】の読み解き例 3.
「復縁できる?」
正位置
keyword 振り返る、温かい記憶
占い例 相手の心を温める話ができれば、復縁の可能性あり!今後の話をするよりも、「あんなこともあったね」と思い出話を。懐かしい場所に行くのも◎。
逆位置
keyword 腐れ縁、美化
占い例 復縁はできそう。ただ、幸せな恋にはならないかも。過去を美化しているだけだったと気づいたり、腐れ縁になってしまったりする。断ち切ったほうがいい。
【カップの6】の逆位置を読むコツ
逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。
3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。