タロットカード【カップの10】の世界観

[ ハッピー ]

目の前の状況にこの上なく満足できる幸福感のカード

幸せそうに寄り添う夫婦と、そのそばで楽しそうにはしゃいでいる子供たち。彼らが日常を過ごしている家の屋根は明るい赤、敷地には豊かな緑が溢れています。なんとも幸せそうな家族の風景。そして、彼らの上には澄み渡る青空と10個のカップでできた虹がかかっています。この夫婦は、これまで共に積み重ねてきた努力や協力、そしてそれによって得た最高の幸せを一緒に噛み締めながら、幸福や希望を象徴する虹に向かって今の幸せに感謝しているのでしょう。

【カップの10】正位置が暗示すること

タロットカードカップの10

トラブルなどなく心から満足できる状況を暗示しています。幸せを実感できるでしょう。また、のんびり過ごせると伝える場合も。問題や課題としてみるなら、平和ボケしていることの暗示です。

状況別キーワード

恋愛 終わらない愛、深く心が通じ合う、愛で心が満たされる、最高に幸せな恋、結婚、ハッピーな家庭生活

仕事 仕事の状態や経営が安定する、目標を達成できる、高く評価される、快適な職場環境、確かなポジション、充足感を抱きながら働く

未来 すべてが充実する、日常に心から満足できる、「幸せ者だなぁ」と思える、新居を構える、家族を持つ

対策 目の前の幸せに気づいて、感謝を言葉にして、リラックスできる友達とおしゃべりをしよう

【カップの10】逆位置が暗示すること

タロットカードカップの10

日常のありがたみを忘れている状態を暗示。ないものねだりばかりしているのかもしれません。マンネリが続き過ぎている場合も。

状況別キーワード

恋愛 倦怠期、マンネリだけど何も工夫しない、理想の恋愛にこだわる、進展しない、相手のありがたみを忘れる

仕事 日々の仕事が平凡でモチベーションダウン、ルーティンワークに飽きる、仕事があることへの感謝を忘れる

未来 惰性で毎日を過ごす、退屈だけど何も変えない、人の存在を軽んじてしまう、身近な人とのトラブル

対策 新鮮な気分になれる努力や工夫をしよう、ないものねだりをしないで、古い考え方を手放そう、変化を起こして

【カップの10】の人物像

正位置 幸せな人間関係や家庭を築いている人。リラックスして話ができる友人。目の前の幸せに感謝できるタイプ。平和な空気を放っている人。

逆位置 ないものねだりをするタイプ。家族や恋人、友達などの親しい人とのトラブルが多い。孤独感が強い。小さなことに感謝できない。平凡を嫌うタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「カップの10」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【カップの10】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 幸せ、優しい

占い例 最高にハッピー。大好き。もっと仲良くなれると信じている。これまでの関わりにも感謝している。あなたに優しくしたい。

逆位置

keyword 感謝を忘れる、平凡にうんざり

占い例 あなたへの感謝を忘れてしまって、あなたがいて当たり前だと思っている。あなたに好かれていることも当たり前になってしまっている。マンネリを感じている。でも自分が行動を起こす気はない。

【カップの10】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 理想の家庭、結婚、友情

占い例 周りからも羨まれるような結婚ができそう!カップルは素直にあなたの気持ちを話して。婚活は友達からの紹介が◎。ずっと友達だった人にも注目してみて。

逆位置

keyword 理想に囚われる、進展がない

占い例 「こんな結婚がしたい」という理想に縛られることが原因で、結婚に近づけない。非現実的なことを望んでいないか周りに意見を聞いてみて。

【カップの10】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 永遠の愛、平和

占い例 復縁の可能性大!「やっぱり一緒にいたい」という気持ちが同じタイミングで高まってすんなりヨリが戻りそう。感謝を伝えて素直に想いを言葉に。

逆位置

keyword 孤独、崩れる

占い例 復縁の話をするほど心に冷たい風が吹くし、関係が崩れていく。ヨリを戻すのは難しいかも。新しい恋に進んだ方が幸せ。

【カップの10】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

カップの10の場合は「不調和、家族に関する悩み、楽しさを感じられない」など

2

正位置が過剰と読む

カップの10の場合は「平和ボケしてしまう、現状に満足し過ぎて変化を恐れてしまう」など

3

正位置が不足と読む

カップの10の場合は「「あるもの」をないがしろにして「ないもの」ばかりねだる」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。