タロットカード【ペンタクルの3】の世界観

[ 評価 ]

培ってきた努力とスキルが認められるカード

台の上に乗っているのは彫刻家。まだ見習いですが、努力と能力を評価されて大きな仕事に抜擢されたのです。彼にとっては、この仕事は後の飛躍へとつながる大きなチャンス。ただ、ひとりで孤独に頑張るわけではありません。一緒にいるのは牧師と芸術家で、彼らの力を借りながら、丁寧に時間をかけて最高の仕事を仕上げようとしています。三人は、それぞれが持っている専門知識と匠の技で、プロ集団として素晴らしいチームワークを発揮することでしょう。

【ペンタクルの3】正位置が暗示すること

タロットカードペンタクルの3

地道に取り組んできたことが多くの人から注目されることを暗示。頼れるエキスパートの存在も伝えています。また、問題や課題としてみる場合は、細かい部分にこだわり過ぎたり、信用し過ぎていたりすることを暗示することも。

状況別キーワード

恋愛 まじめな恋、才能やスキルがある人との縁、誠実に向き合う、結婚前提、選ばれる、地道で戦略的なアプローチが有効

仕事 大抜擢、評価される、実力を見せるチャンス、ステップアップ、お互いのスキルを活かせる人がいる、経験が活かされる、計画的に進められる

未来 大きく飛躍するチャンスが訪れる、一流として認められる、しっかりとした計画が立つ、頼れる人が現れる

対策 計画を立ててプロセスを守って、スキルや知識を磨こう、作品は積極的に発表して、専門家を頼って、自分の力を信じて

【ペンタクルの3】逆位置が暗示すること

タロットカードペンタクルの3

実力を評価してもらえないことを暗示。もしくは、まだ実力や勉強が足りない場合も。協力体制が未熟なことや、立場をわきまえていない状態を伝えることもあります。

状況別キーワード

恋愛 片想い、会話が噛み合わない、ギクシャクする、協力できない、不満を抱く、細かい欠点が気になる

仕事 手抜きをしている、見落としがある、実力を評価されない、スキルや知識が足りない、未熟、チャンスがこない

未来 なかなか日の目を見ない、諦めてしまう、間違った選択をする、協力できなくなる、ミスを繰り返す、信用されなくなる

対策 細かい部分を見直して、気持ちを引き締め直して、再確認を、形式にとらわれ過ぎないで、地道に頑張ろう

【ペンタクルの3】の人物像

正位置 専門分野を持っている。職人肌。自分のスキルや知識を高めることについて非情に熱心。芸術家。自信も才能もある。

逆位置 無知な人。人と協力しようとしない。何でもひとりで頑張ろうとするが、それで失敗したり空回りしたりする。形式やマニュアルにとらわれすぎるタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ペンタクルの3」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ペンタクルの3】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword まじめ、結婚前提、計画、自信

占い例 誠実に向き合っているし、結婚前提で考えている可能性も大。あなたに近づくために作戦を練っている。ふたりの関係を進めるプランを考えている。うまくいく、好かれるという自信がある。

逆位置

keyword 不満、ふがいない

占い例 言葉にしない不満があるのかも。もっと認めてほしい、立ててほしいと思っている。自分ではあなたを幸せにできないと思っている。

【ペンタクルの3】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword まじめ、結婚前提、計画、エキスパート

占い例 真剣に付き合っているカップルは結婚の可能性大。一緒に結婚までのことや結婚生活の計画を立てて。婚活は、アプリや友達の紹介よりも結婚相談所などプロがいる場所を頼ると◎。

逆位置

keyword 協力しない、機が熟していない

占い例 恋人でも婚活で出会った相手でも、今は足並みを揃えて結婚に向かうのは難しい。ふたり、もしくは自分自身にもう少し準備が必要。

【ペンタクルの3】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword プロセス、連携

占い例 いきなり復縁を持ちかけるのは得策ではない。友達関係から徐々に近づいたり、反省していることを謝ったりと、段階を踏めば復縁の可能性あり。共通の友達が協力してくれるとベスト。

逆位置

keyword 一方的、的外れ

占い例 想いが通じ合うのは難しいかも。ただ、復縁よりもほかの恋を探したほうが幸せな未来が待っている可能性大。

【ペンタクルの3】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ペンタクルの3の場合は「無知、無計画、地道な努力をしない、認められない、不真面目、ミスが多い」など

2

正位置が過剰と読む

ペンタクルの3の場合は「才能にこだわり過ぎている、細か過ぎて重箱の隅をつつく、人を頼り過ぎている」など

3

正位置が不足と読む

ペンタクルの3の場合は「準備が整っていない、能力や知識が足りない、時期尚早」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。