タロットカード【ペンタクルの4】の世界観

[ 手堅く所有 ]

失敗や損失を恐れて、手堅く守るカード

両腕で大事そうにペンタクルを抱えて椅子に腰かけている男性。彼の頭の上にもペンタクルが乗り、両足もそれぞれにペンタクルを押さえています。彼は、自分が手にしている物やお金を大切に守っているのです。また、背後に描かれた街並みは、彼が世の中の経済活動に関わっていることも示しているのでしょう。ただ、今の状態では、彼は身動きが取れません。彼の心には、本人が思っているよりもはるかに強い執着があるのかもしれません。

【ペンタクルの4】正位置が暗示すること

タロットカードペンタクルの4

手堅い運気にあることや安定を暗示しています。物やお金などを大切にしているはず。すでに持っている財産や地位に執着しているのかも。

状況別キーワード

恋愛 安定した相手や関係、大切な人を守る、刺激はないけど安定している、結婚を考え始める、同棲、権力者との縁

仕事 賭けに出ず着実な利益を優先する、成功率の高いプランを立てる、太いコネができる、野心を燃やす、事業の規模を広げる、金融関係 

未来 経済的に安定する、もっと節約するようになる、しばらくは現状維持、所有しているものへの執着が生まれる、臨時収入がある

対策 持っている物やお金を有効活用して、物欲を満たすことばかりを考えないで、「奪われるかも」と心配し過ぎないで

【ペンタクルの4】逆位置が暗示すること

タロットカードペンタクルの4

自分の利益ばかりを優先していることを暗示。強欲になったりケチケチしていたりするかもしれません。すべてを手に入れたくなっているのかも。

状況別キーワード

恋愛 失う恐怖から束縛する、愛情よりも条件にこだわり過ぎる、相手を支配しようとする、フラれるのではないかと心配し過ぎる

仕事 予算を低く設定し過ぎて失敗、力の出し惜しみ、利益を優先し過ぎて信頼を失う、ワンマン、柔軟な対応ができない

未来 足の引っ張り合いになる、慎重さが裏目に出る、大事な物やお金、人を失う、損失を出す

対策 ケチケチしないで、お金も物も出し惜しみしないで、自分の行いが評判を下げないか考えて

【ペンタクルの4】の人物像

正位置 賭けに出ることはなくて、いつも手堅い選択肢に手を伸ばす。ファッションや髪型などでも冒険はしない。慎重派。倹約家。

逆位置 お金にものを言わせようとする。極端にケチ。割り勘で10円単位まで計算する。細かいところまで全部知りたがる。利己的。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ペンタクルの4」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ペンタクルの4】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 安定、守る

占い例 ふたりの関係は安定していると思っている。もっと安定させるために、同棲や結婚を考え始めている。安定した関係を築きたい。あなたのことを守りたい。

逆位置

keyword 支配、束縛

占い例 あなたのすべてを知らないと不安で支配的になる。あなたを失うのが怖すぎて束縛してしまう。

【ペンタクルの4】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 同棲、お金の心配

占い例 カップルは同棲からスタートして結婚へ進む可能性大。カップルでも婚活でも、金銭面の話がストレートにできて、経済的な計画を立てることができるとすんなり結婚できそう。

逆位置

keyword 強欲、妨害

占い例 あなたのお金や収入が目当てで近づいてくる人がいるかもしれないので気をつけて。また結婚を邪魔しようとする人がいるかも。今はタイミングではない。

【ペンタクルの4】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 安定、執着

占い例 ヨリを戻すことで経済面が安定する、もっと豊かになる…とアピールできれば、復縁の可能性あり。ただ、あなたが過去の恋人に必要以上に執着している場合も。次の恋に進むのもあり。

逆位置

keyword 自分の利益、執着

占い例 「こんなに好きなのに」と自分の気持ちばかりに注目しているうちは、復縁は難しい。相手の立場に立ってみて。また、復縁したいのはただの執着かも。次の恋に進めば案外スッキリしそう。

【ペンタクルの4】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ペンタクルの4の場合は「お金や物の管理がルーズになる、無駄遣いばかり、物を大切にしない」など

2

正位置が過剰と読む

ペンタクルの4の場合は「強欲、私利私欲、人を利用しても自分が得しようとする、お金の心配をし過ぎている、ケチ過ぎる」など

3

正位置が不足と読む

ペンタクルの4の場合は「手堅さが足りない、安定感が足りない、慎重さが足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。