タロットカード【ペンタクルの8】の世界観

[ コツコツ ]

初心に返り、一点集中して地道に積み重ねるカード

描かれている人物は、ペンタクルを作る職人です。黙々と同じ物を何個も作る中で、彼は、試行錯誤を重ねて少しずつ工夫をします。人里から遠く離れた所で、ほかのことは何も考えず、自分の能力を高めることだけに集中しているのです。今は、修行とも言えるような日々かもしれません。けれど、彼の努力はやがて大きな成果となり、背後に描かれている町の人々にもしっかりと認められることでしょう。

【ペンタクルの8】正位置が暗示すること

タロットカードペンタクルの8

地道に取り組む集中力が高まっていることを暗示。自分を磨くことができるときで、成功へと一歩ずつ近づいています。また、問題や課題としてみる場合は、集中し過ぎて周りが見えていないという暗示です。

状況別キーワード

恋愛 全力で愛する、誠実な愛情、不器用でも一途、細かい気遣い、時間をかけて愛を育てる

仕事 専門知識やスキルを磨く、修行の気持ちで取り組む、勤勉な働きぶり、丁寧な仕事ぶり、集中している、コツコツ取り組んで成果を出す、資格取得、芸術家

未来 成長する、スキルが磨かれる、師匠と呼べる人と巡り合う、求めていたレベルに達する

対策 繰り返し練習しよう、うまくいかなくても諦めないで、じっくりと待って、独学より教えてくれる人がいたほうが◎

【ペンタクルの8】逆位置が暗示すること

タロットカードペンタクルの8

注意力散漫になっていることを暗示。また、邪魔が入って集中できないという場合もあるでしょう。運気は停滞中。努力の方向が間違っているのかもしれません。

状況別キーワード

恋愛 中途半端、一途になれない、不誠実、マンネリ、浮気、ストーカー、陰にほかの人がいる

仕事 続けられない、手抜きをする、間に合わない、ケアレスミス、注意力散漫、人のまねばかりで自分らしさがない、仕事が退屈

未来 結果を出せない、約束を守れない、物事が停滞していく、よそ見をしてしまう、しつこくなる

対策 集中できるための工夫をして、しつこくしないように注意、現実的な時間配分でプランを立てて

【ペンタクルの8】の人物像

正位置 職人肌、芸術家肌。器用なコミュニケーションはできなくても、知れば知るほど善人。努力家、返信が早い。始めたら続けるタイプ。何年も継続していることがある。

逆位置 都合のいいときだけ連絡をしてくる。美味しいところだけ味わおうとする。手抜きやごまかしが多い。表面だけをよく見せようとするタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ペンタクルの8」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ペンタクルの8】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 誠実、一途、不器用

占い例 とても真摯で一途な想いを抱いている。でもそれを器用に表現できないもどかしさも感じている。

逆位置

keyword よそ見、中途半端、イライラ

占い例 あなたとの関係に集中できず、ほかの人が目に入っている。好きかどうかわからないけど、とりあえず一緒にいる。内心でイライラしている場合も。

【ペンタクルの8】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 信頼、気遣い、修行

占い例 日々の生活の中で信頼を深めていくことで結婚につながる。小さな気遣いを積み重ねると信頼が育まれるはず。ただ、どちらかが仕事に集中している場合は、それが一段落してから。

逆位置

keyword 遅れる、ストーカー

占い例 将来の話をしているカップルでも、結婚の時期が遅れる可能性が。婚活は、相手がストーカーになるかも。いずれにしても、今はタイミングではない。

【ペンタクルの8】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 努力、よい結果、まめな連絡

占い例 アプローチを続けてじっくりと時間をかければ、復縁の可能性あり。焦らないで。まめに連絡をするのがカギ。

逆位置

keyword しつこい、中途半端

占い例 何度も復縁の話を出すのは逆効果。核心に迫った話はせずにジワジワ近づけば可能性あり。ただ、言葉で確認する前に体の関係を持つと曖昧な関係がズルズル続いてしまう。

【ペンタクルの8】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ペンタクルの8の場合は「集中できない、気が散る、目指すべき目標がない、初心をすっかり忘れている、修行を終える、急成長する」など

2

正位置が過剰と読む

ペンタクルの8の場合は「ストイックになり過ぎる、自分に求めるレベルが高くなり過ぎている、理想ばかりが高くなる」など

3

正位置が不足と読む

ペンタクルの8の場合は「集中力が足りない、努力が足りない、自分に甘い、忍耐不足」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。