タロットカード【ペンタクルのナイト】の世界観

[ やり遂げる ]

現実的な行動で、着実に前進して結果を出すカード

黒くてどっしりと重量感のある馬に、鎧をつけた騎士がまたがっています。馬は、前足をまっすぐに地面につけ、落ち着いている様子。その上で遠くを見つめる騎士は、自分が努力を重ねて最後までやり遂げたとき手に入れる成功に思いを馳せているのかもしれません。そこに辿り着くまで、誠実に勤勉に、そして着実な道を進んで行こうとしています。もしくは、忍耐力と責任感をもってやり遂げ、手に入れたペンタクルを眺め、成果を噛み締めているのかもしれません。

【ペンタクルのナイト】正位置が暗示すること

タロットカードペンタクルのナイト

取り組んでいることについて、しっかりとやり遂げられることを暗示。効率的に無駄なく進んでいける可能性大です。また問題や課題として見る場合は、責任感が強すぎたり頑張り過ぎていたりする暗示です。

状況別キーワード

恋愛 誠実だけどシャイ、一途な想いがある、自分から動くのは怖い、そっと見つめる恋、真剣だからこそ慎重、誠実な人との縁、頼れる人との縁

仕事 責任を果たせる、やり遂げられる、粘り強い努力が報われる、昇給や賞与、オーバーワークには注意

未来 しっかり一歩ずつ前進する、無駄なく最適な道を進める、信頼される、地道な努力でやり遂げられる

対策 焦らず地道に進んで、最適解を考えよう、最終的なゴールを具体的に思い描いて、ひとつの目標に集中しよう

【ペンタクルのナイト】逆位置が暗示すること

タロットカードペンタクルのナイト

現状維持や足踏み状態を暗示しています。「守らなければ」という意識が強すぎて変化を起こせないのかもしれません。努力が足りなかったり、ダラダラし過ぎていたりする場合も。

状況別キーワード

恋愛 慎重過ぎる、ワンパターンな会話やデート、マンネリ、関係がなかなか進まない、情熱的になれない

仕事 要領よく進められない、なかなか動かない、アイデアが湧かない、新しい挑戦がなくてつまらない、無責任で任せられない、失業

未来 やり遂げられない、現状にしがみつくことになる、足の引っ張り合いになる、パターン化してしまう

対策 思い切ってペースを上げて、チャレンジしてみよう、生活全体を改善して、出し惜しみしないで

【ペンタクルのナイト】の人物像

正位置 しっかりと状況や先の展開を読むことができる。そして負ける戦には挑まない。勝てるプランを組み立てて、責任をもって最後まで行動する。

逆位置 守りにこだわり過ぎて、何もできずにいる。変わるべきだと頭ではわかっているけれど、いつまでも現状維持を続けてしまう。責任感や自立心が弱いタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ペンタクルのナイト」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ペンタクルのナイト】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 真剣、慎重、シャイ

占い例 行動や言葉に出すのは恥ずかしいけど、真剣な想いがある。下手なことをして失いたくないから慎重になる。

逆位置

keyword 怖い、マンネリ

占い例 傷つくのが怖くて何もできなくなっているのかも。マンネリを感じているけど、それを打破するアイデアがあるわけではない。

【ペンタクルのナイト】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 耐え忍ぶ、努力が実る

占い例 すぐに結果が出るわけではないけれど、結婚への努力は報われる。ときめく相手よりも、信頼できる相手や絶対に裏切らないと思える人に注目を。

逆位置

keyword 足踏み、自立しない

占い例 たとえ結婚の話が出ても、現実的にはなかなか進まない。どちらか一方、もしくは両方がしっかりと自立できていないことが原因かも。覚悟を決めてグイグイ引っ張るか、別の相手に目を向けて。

【ペンタクルのナイト】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 一途、地道

占い例 一途な愛情を伝え続け、地道に時間をかければ復縁の可能性あり。しつこくならず、けれど誠実さはブレないのがカギ。

逆位置

keyword 進まない、鈍感

占い例 気持ちを伝えても、話がなかなか進まず復縁できないかも。相手は、あなたの苦しさや切なさに気づいてくれない可能性が。潔く次の恋へ。

【ペンタクルのナイト】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ペンタクルのナイトの場合は「要領が悪い、責任感がない、忍耐力がない、現実的に考えていない」など

2

正位置が過剰と読む

ペンタクルのナイトの場合は「守りに入り過ぎている、無駄を嫌い過ぎている、ひとつの考えにこだわり過ぎている」など

3

正位置が不足と読む

ペンタクルのナイトの場合は「努力が足りない、責任感や忍耐力が足りない、落ち着きがない、堅実さが足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。