タロットカード【ペンタクルのクイーン】の世界観

[ 慈愛、良妻賢母 ]

喜んで尽くし、それが自分にも収穫をもたらすカード

豊かな自然の中にある王座に腰掛け、穏やかにペンタクルを見つめるクイーン。この自然は、豊かさだけでなく安心や安全も物語っています。また、足元にいるウサギや、王座に施されている山羊も、豊穣や生産力の象徴。このクイーンは、安全な環境の中で多くの豊かさに囲まれているのです。ただ、それは最初からあったものではありません。クイーンが母のような温かい心ですべてを受け入れ、慈愛を注いだからこそ、富や幸せが運ばれてきたのです。

【ペンタクルのクイーン】正位置が暗示すること

タロットカードペンタクルのクイーン

安定した運気にいることを暗示。また、人のやめに尽くすことが、巡り巡って自分のためになることも伝えています。そして問題や課題としてみる場合は、優しさが裏目に出ているのかも。アピール不足の場合も。

状況別キーワード

恋愛 穏やか、恋の相手を育てる、気遣いが魅力、安定した恋、包容力、優しく見守る、良妻賢母を思わせる、結婚につながる、安心

仕事 協力できる仲間に恵まれる、後輩や部下を育てることができる、尊敬できる先輩や上司もいる、お互いにミスをフォローできる、安定した職場、キャリアウーマン

未来 状況が安定する、助けてくれる人が現れる、イメージしていたことを実現できる

対策 まずは自分から親切を、重要なことはしっかり言葉にしよう、準備をしっかりと整えておいて

【ペンタクルのクイーン】逆位置が暗示すること

タロットカードペンタクルのクイーン

寛容になり過ぎてしまい、思いやりではなく甘やかしになっている状態を暗示。物事が発展するのは難しいかも。やり方が間違っている場合もあります。

状況別キーワード

恋愛 安定しない関係、本当の真心や愛情がない、満たされない、だらしない人との縁、愛人、都合のいい相手、想いが伝わらない

仕事 人が育たない職場、要領が悪くて仕事が進まない、状況がよくならない、教養不足でうまくいかない、予算の無駄遣い

未来 発展しない、頑張らなくていい方向へと流される、自分の弱さを直視できない、財布の紐が緩み過ぎる

対策 優しさか甘やかしかをしっかりと見極めて、やり方を最初から見直して、自分を後回しにしないで

【ペンタクルのクイーン】の人物像

正位置 まずは自分から親切や真心を注ぐことができる。特に見返りを求めるわけではないけれど、結果的には親切が注ぎ返されるので何かとうまくいく。

逆位置 何でもかんでも引き受けてしまったり、人のワガママを聞き過ぎてしまったりする。それで疲れ果ててグチばかり言う。だらしない。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ペンタクルのクイーン」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ペンタクルのクイーン】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 気遣い、育てる、結婚

占い例 あなたにできる限りの気遣いをして役に立ちたいと思っている。あなたの人間的な成長を手助けしたい。一緒にいて成長してくれると嬉しい。結婚を考えたくなる。

逆位置

keyword だらしない、都合がいい

占い例 あなたから厳しいことを言われたり核心に迫った話が出たりするまでは、のらりくらりしていればいいと思っているのかも。離れたほうがいい。

【ペンタクルのクイーン】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 穏やか、結婚

占い例 情熱的に盛り上がらなくても、穏やかで安定した関係を築いていけば自然と結婚につながりそう。結婚したい気持ちは積極的にアピールすると◎。

逆位置

keyword 進歩しない、だらしない

占い例 「結婚する」と言いつつ、全然話が進まない。相手のだらしなさが原因で未来が見えないかも。恋人とは、本当に結婚に進んでいいか根本から見直して。婚活はタイミングではない。

【ペンタクルのクイーン】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 献身、成長

占い例 相手に無償の愛を注ぐだけでなく、関わりながらあなた自身が人として成長する姿を見せる。これができると復縁の可能性あり。

逆位置

keyword 伝わらない、満たされない

占い例 どんなに想いを伝えても、相手に響かない。頑張っても心が満たされる可能性は低そう。見切りをつけて次の恋に。

【ペンタクルのクイーン】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ペンタクルのクイーンの場合は「心が貧しい、受け入れる器がない、自分勝手、だらしない」など

2

正位置が過剰と読む

ペンタクルのクイーンの場合は「甘やかしているだけ、何でも「いいよいいよ」となっている、ワガママを聞き過ぎる」など

3

正位置が不足と読む

ペンタクルのクイーンの場合は「寛容さが足りない、器が小さい、尽くす気持ちが足りない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。