タロットカード【ソードの5】の世界観

[ 力ずく ]

なりふり構わず手段を選ばず勝利にこだわるカード

戦いに敗れてうつむきながら遠ざかっていく2人の戦士。その2人から奪ったソードを抱え、勝った戦士はニヤリと笑っています。ただ、彼の不穏な笑みとギザギザとした形の灰色の雲からは、まっとうな勝利ではないことが伝わってきます。姑息な手段を使ったのかもしれません。ひどい駆け引きをした場合もあるでしょう。いずれにしても、彼は、卑怯な手を使ったのでしょう。清々しい気分の人は、ここには誰もいません…。

【ソードの5】正位置が暗示すること

タロットカードソードの5

争いの真っただ中にいることや、目的を果たすために手段を選んでいない状況を暗示。自己中心的、疑心暗鬼になっている可能性も。

状況別キーワード

恋愛 略奪、自分勝手、卑怯な戦略、恋人に優しくしない、恋人を信じていない、信頼できない人

仕事 卑怯なやり方で利益を出す、不正、悪だくみ、派閥争いが勃発、蹴落とし合うような戦い、人を踏み出しにしてのし上がる、仲間を疑う

未来 誰かと争うことになる、なりふりかまっていられない状態になる、駆け引きが求められる、悪いことに誘われる

対策 反則や卑怯なことはNG、作戦は綿密に、人の道を外れるな、マウントをとって嫌われないように注意

【ソードの5】逆位置が暗示すること

タロットカードソードの5

想定外の罠が仕掛けられている可能性を暗示。危険が近づいていたり、負け戦に出ようとしていたりするのかもしれません。油断や脇の甘さがある場合も。

状況別キーワード

恋愛 裏切られる、騙される、寝取られる、みじめなフラれ方、恋の罠が仕掛けられている、不誠実な人との縁

仕事 職場のコミュニケーションがギクシャク、パワハラ、アイデアや手柄を横取りされる、卑怯な人に目をつけられる、裏切り者がいるかも、準備不足に注意

未来 相手のズルい戦略や罠にはまる、誰かを信頼できなくなる、準備不足で負ける、騙される、理不尽な出来事がある、泣き寝入りすることになる

対策 危険や罠に備えて、信じ過ぎるな、細部までしっかり守りを徹底して、計画を見直して

【ソードの5】の人物像

正位置 卑怯な人。いつも自分の都合ばかり考えている。立場や都合が悪くなりそうになると手の平を返す。ズルいから信用されない。すぐにマウントをとろうとする。

逆位置 準備や作戦が甘くて負けてばかりいる。駆け引きに弱い。損ばかりしている。悔しい思いをすることが多い。騙されてばかり、そして泣き寝入りしてばかり。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードの5」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードの5】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 奪う、利己、マウント、騙す

占い例 誰かからあなたを奪い去りたい。ほかの人との関係を断ち切ってほしい。自分のわがままを聞いてほしい、従ってほしい、あなたを騙そうとしている可能性も。

逆位置

keyword みじめ、敗北感、重苦しい

占い例 あなたにバカにされているような気分。マウントを取られている気分。話すと傷つきそうで心が重い。自覚はなくても、あなたが相手を傷つけているのかも。

【ソードの5】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 戦略、略奪、

占い例 作戦を練って動けば結婚できそう。略奪婚の場合も。ただ、祝福されない。幸せな結婚生活になるかは別の話。

逆位置

keyword 裏切り、悪意、罠

占い例 恋人の裏切りによって結婚が遠のく。無理に関係を続けるより、別れた方が幸せな結婚に近づける。婚活は、詐欺に引っかかる可能性があるので避けて。

【ソードの5】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 戦略、反則勝ち

占い例 周りから「それは反則だよ」「やってはいけないことだよ」と言われることでも、作戦を練って実行すれば復縁の可能性はある。ただ、バレたら終わり。また本当の愛情が戻ってくるかは別の話。

逆位置

keyword 奪われる、負け戦

占い例 復縁は難しいかも。ほかの誰かにとられてしまう可能性も。ただ、執着せずに次の恋に進んでしまったほうがいい。

【ソードの5】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードの5の場合は「奪われる、罠をしかけられてはまる、大切にしてきたものを失う、泣き寝入りする」など

2

正位置が過剰と読む

ソードの5の場合は「私利私欲が強くなり過ぎている、疑い過ぎている、卑怯過ぎる作戦」など

3

正位置が不足と読む

ソードの5の場合は「疑う気持ちが足りない、信じ過ぎている、準備や戦略が甘い」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。