タロットカード【ソードの9】の世界観

[ 後悔 ]

絶望して自分自身を責め、苦しめるカード

ベッドで頭を抱えて嘆いている女性。絶望感や悩みが大き過ぎて眠れないのかもしれません。また、悪夢から目覚めたのでしょうか。いずれにしても、9本のソードが掛けられた真っ黒い壁が、彼女の心の重さや絶望感の大きさを物語っています。ただ、彼女のベッドは豪華。現実的にひどいことが起こっているわけではなく、心の中だけでネガティブな思いが膨らんでいるのです。彼女はもうすぐ、悲観的な考えから目覚めることができるでしょう。

【ソードの9】正位置が暗示すること

タロットカードソードの9

失ったものや自分の行動を振り返り、激しく後悔する気持ちを暗示。傷つきやすいタイミングなのかもしれません。深い罪の意識を暗示することもあります。

状況別キーワード

恋愛 相手への発言や振る舞いを後悔する、「この人が大事だったんだ」と気づく、心配で眠れない、幸せな未来を思い描けない、自分の短所が気になる

仕事 眠れないほどのプレッシャーや不安、自分のミスを責める、同僚のちょっとした言葉に傷つく、オーバーワーク、失敗、破綻

未来 絶望的な気持ちになる、なかなか眠れない、よく考えれば大丈夫だと気づく、自己嫌悪に陥る

対策 自分を責め過ぎないで、小さくてもできることを考えよう、今ある幸せに目を向けて、もう少しの辛抱だと考えて

【ソードの9】逆位置が暗示すること

タロットカードソードの9

現実から目を逸らしていることを暗示。問題の本質や大切なことと向き合わず、誰かや何かのせいにして嘆いているだけなのかもしれません。自分のことを棚に上げている可能性も。

状況別キーワード

恋愛 恋人や好きな人を疑う、相手のせいでうまくいかないと感じる、相手の短所が目につく、失恋を認められない

仕事 誰かに足を引っ張られている気がする、トラブルの原因をつかめない、仲間を疑ってしまう、責任転嫁してしまう、悪い噂、

未来 人を理不尽に責め過ぎてしまう、心が狭くなってしまう、被害妄想が強くなるかも、悪い噂を立てられるかも

対策 誰のせいにもしないと心に誓って、問題を直視して、陰口は叩かないこと、冷静に考えてみて

【ソードの9】の人物像

正位置 ひたすら自分を責める。ちょっとした失敗でもウジウジ後悔し続ける。ナイーブな心の持ち主。冷静に考えればちゃんと立ち直れる人。

逆位置 ネガティブな思考が始まるとどんどんエスカレートする。最初は自分を責めていても、だんだんと周りのせいにするようになる。「私ってかわいそう」なタイプ。自分のことは棚に上げる人。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードの9」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードの9】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 悲観、大切なもの、後悔

占い例 うまくいくわけがないと思っている。あなたのことがどれだけ大事か気づいた。でも自分のせいであなたを失うのだと思い込んでいる。あなたが許してくれるなら一緒にいたい。

逆位置

keyword 自己憐憫、疑い

占い例 あなたに傷つけられたと思っている。そんな自分をかわいそうだと思っている。あなたが浮気をしているのではないか、嘘をついているのではないか…と疑っている。

【ソードの9】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 悲観、自己嫌悪、夜明け

占い例 「このままでは結婚できない」「自分は魅力的じゃない」と思っているうちは結婚できない。自分自身を前向きに切り替えたとき、結婚への道が見えてくる。

逆位置

keyword 現実から目を背ける

占い例 結婚によってほかの現実から逃げようとしているのかも。誰かへのライバル心、見返したい気持ちという場合も。結婚に進めるのは、そういうネガティブな感情が消えてから。

【ソードの9】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 絶望、夜明け

占い例 ネガティブな雰囲気で接していると復縁は難しい。過去のことを謝ったり後悔を伝えたりするより、最初からやり直すくらいの気持ちでいるほうが希望が出てくる。ただ復縁は簡単ではない。

逆位置

keyword 悔しさ、攻撃

占い例 このままでは悔しい…という気持ちで復縁を望んでも難しい。話すと相手を責めてしまって、さらに復縁が遠のく可能性も。今は何もしないのがベスト。

【ソードの9】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードの9の場合は「嘆くばかりで先のこと考えない、自己憐憫、自分のことを棚に上げる」など

2

正位置が過剰と読む

ソードの9の場合は「悩み過ぎている、ネガティブに考え過ぎ、」など

3

正位置が不足と読む

ソードの9の場合は「現実と向き合う姿勢が足りない、ちゃんと問題を見ていない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。