タロットカード【ソードのペイジ】の世界観

[ 用心深さ、警戒心 ]

慎重に周りの様子を観察し、分析するカード

ソードを両手でしっかりと持ち、後ろを振り返っている青年。その視線は鋭く、緊張感が漂っています。視界のよい高い場所から、周りのすべてをしっかりとチェックしているのでしょう。髪がなびいているのか、風が吹いていることだけが原因ではなく、彼があちこちを見回しているから。また、空高くを飛んでいる鳥の群れは、彼の精神が高ぶっていることを伝えています。この青年は、いつどんな状況になっても、即座に抜け目のない対応ができるでしょう。

【ソードのペイジ】正位置が暗示すること

タロットカードソードのペイジ

状況を慎重に見極める必要があることを暗示しています。また、何かを探ってみるべきタイミングなのかもしれません。問題や課題としてみる場合は、用意周到になり過ぎていることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 器用な駆け引き、客観的にお互いのことを知ろうとする、冷静に観察する、頭のいい人との縁、秘密の恋を楽しむ

仕事 何事にも迷わず的確に対処、仕事だからと割り切れる、水面下で進めるべきことがある、抜け目ない仕事ぶり

未来 試練やピンチがやってくるけれど頭を使って切り抜ける、何か秘密を抱えることになる、水面下で物事を動かすことになる

対策 目立たないところから観察して、周囲を警戒して、問題が起こる前に予防策を、秘密は守って

【ソードのペイジ】逆位置が暗示すること

タロットカードソードのペイジ

警戒心が低くなっていることを暗示しています。油断は大敵な状況。また、「そこまでしなくても大丈夫だろう」と甘く見ているのかもしれません。反対に、警戒し過ぎていることを暗示する場合も。

状況別キーワード

恋愛 疑いの目で見てしまう、信じ切れない、どうしても短所が気になる、ドライな人との縁、ムードのない恋、秘密主義の人、人に言えない恋

仕事 脇の甘い計画、プランに穴がある、弱みにつけ込まれる、油断してミス、失言、アイデアや機密情報を盗まれる

未来 秘密や裏工作が明るみに出る、誰かに弱みを握られる、油断してしまう、まずいところを見られる

対策 細心の注意を払って、準備は抜かりなく整えて、自分の話はやめておこう、甘い考えは捨てて

【ソードのペイジ】の人物像

正位置 キレキレの頭脳派。観察力も分析力もピカイチ。最悪を想定して最善を尽くすタイプ。デキるけど隙がない。自分の長所も短所も的確に理解しているタイプ。

逆位置 クールでキレキレすぎて、周りがリラックスできなくなる人。敵を見つけることや損するかもしれないことばかりに敏感なタイプ。楽しくなさそう。いつもピリピリし過ぎている。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ソードのペイジ」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ソードのペイジ】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 警戒、理解、秘密

占い例 すぐに心を開けるわけではないのかも。あなたがどんな人なのか観察している。お互いをもっと理解しようとしている。ふたりだけの秘密を作って楽しみたい。

逆位置

keyword 疑い、反抗、甘い考え

占い例 あなたの言葉が本当かどうか疑ってしまっている。あなたの言うことに反発したい。フラれないという甘い考えがある

【ソードのペイジ】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 神経質、弱い部分

占い例 結婚についてピリピリし過ぎているかも。もっとリラックスして相手と向き合ったり婚活をしたりして、弱い部分も受け入れ合えるようになると結婚に近づく。

逆位置

keyword 探り合い、失言

占い例 素直に向き合えず、本音を探り合うような会話をして結婚が遠のく。言わないほうがいいことを言って結婚が遠のく。今は結婚のことは考えないほうがいい。

【ソードのペイジ】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 相互理解、つかず離れず

占い例 すぐに復縁となるのは難しい。現状や気持ちなど、お互いのことを少しずつ正確に理解しながら、つかず離れずで関わっていくと希望が出てくる。

逆位置

keyword 失言、ムードに欠ける

占い例 言わなくていいことを言って復縁が遠ざかるかも。イマイチ復縁のムードが盛り上がらない。今は何もしないのがベスト。

【ソードのペイジ】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ソードのペイジの場合は「警戒していない、甘い考えになっている、うっかりしやすい」など

2

正位置が過剰と読む

ソードのペイジの場合は「計算し過ぎている、用意周到になり過ぎている」など

3

正位置が不足と読む

ソードのペイジの場合は「警戒心が足りない、無意識のうちに油断している」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。