目次
小アルカナ・ワンド一覧
ワンドのエース
正位置が暗示すること
意欲や情熱が高まっていることを暗示しています。新しい目標を見つけ、チャレンジしたいというワクワク感は高まるばかり。今まさに、第一歩を踏み出すところなのです!また問題や課題としてみる場合、欲張り過ぎを暗示。
逆位置が暗示すること
モチベーションが低下していることを暗示しています。チャレンジしてきたことや続けてきたことが、終わりを迎えているのでしょう。また、情熱が暴走している場合も。
ワンドのエースの人物像
やる気に満ちている。失敗を恐れず、未来の希望をイキイキと語る。大きな夢を持っている純粋な少年のようなタイプ。即断即決。思い立ったが吉日で動く。
やる気がない、もしくはやる気を失ってしまった。勢いがなくて、「どうでもいい」という感覚で生きている。意気地なし。間違った方向に頑張る人。
ワンドの2
正位置が暗示すること
目標に辿り着き、自信に溢れている状態を暗示。もしくは、目標達成がすぐそこまで迫っているという場合も。ただ、自分だけの力でここまできたと思わないことが大切です。また問題や課題としてみるなら、事態が重大であることを暗示。
逆位置が暗示すること
手に入れた成果を失う可能性があることを暗示。それは、思わぬハプニングが原因かもしれません。また、動揺によって判断力が落ちている場合もあります。
ワンドの2の人物像
やる気も実力も行動力もある。「のしあがろう」という野心が強くて、それを隠さない。下剋上で上を目指すことができる。実力派の成功者。
周りから褒められても自虐的なことを言う。態度や予定がコロコロ変わる人。いつも予期しないハプニングに見舞われるタイプ。
ワンドの3
正位置が暗示すること
物事が発展したり拡大したりすることを暗示。ちょっとしたきっかけや手助けがあれば新たな一歩を踏み出せることも示しています。また問題や課題としてみる場合、協力者とのタイミングが合わないことが原因だと暗示。
逆位置が暗示すること
自分の準備は整っていても、期待通りにいかないことを暗示しています。条件が揃わなかったり、待っている連絡が来なかったりすることが原因かも。
ワンドの3の人物像
頭がよくて行動力もある。むやみなことをしたり賭けに出たりするわけではない。ただ野心は強くて、行動したときの成功率が高い。
何を言ってもリアクションが小さくて、いろいろなことに消極的なタイプ。タイミングを逃しやすい人。行動が遅い。無責任な行動をすることも。
ワンドの4
正位置が暗示すること
しがらみから解き放たれたり、肩の荷が下りたりして、ほっとできることを暗示します。自由と安心を得ることができるでしょう。嬉しい出来事の予兆という場合も。また問題や課題としてみるなら、気を緩め過ぎているという暗示。
逆位置が暗示すること
悪くはないけれど、満足できない状況を暗示しています。また、新しいものを求めるのをやめ、現状のポジティブな側面に注目しようとしているのかもしれません。
ワンドの4の人物像
のびのびとリラックスしている。仲間と一緒にワイワイ盛り上がるのが好きで、みんなを元気にする。パーティーが似合うタイプ。
現状よりも上を目指そうとしない。親しい人に失礼なことを言っても許されると思っているタイプ。遊び過ぎている人。怠け者。
ワンドの5
正位置が暗示すること
闘争心が高まっていることを暗示します。また、本音を出し合うべきタイミングであることを伝える場合も。それによって、よい方向へ向かえると希望を示しています。また問題や課題としてみるなら、落ち着きのなさや実力不足を暗示。
逆位置が暗示すること
相手を打ち負かしたい、蹴落としても勝ちたいという、濁った戦意があることを暗示。また、状況や心境が混乱していることを伝える場合もあります。
ワンドの5の人物像
純粋な向上心を持って、一生懸命に努力する。スポーツマンシップの強いタイプ。ライバルのよさも素直に認めることができる。
ちょっとしたことでも突っかかってくる。そして、しつこくネチネチと自分の言い分を主張して引かない。自分を守ることだけを考えている。ひがみっぽい。
ワンドの6
正位置が暗示すること
目標を達成したり高い評価を得たりすることを暗示しています。また、嬉しいニュースが飛び込んでくることの予兆という場合も。また問題や課題としてみるなら、やっかまれていることや自意識過剰になっていることを暗示。
逆位置が暗示すること
目標を達成できないこと、または予定した通りに物事が進まないことを暗示しています。「もっと頑張れたのに…」という自身への不満を表す場合も。
ワンドの6の人物像
自信をもって行動し、結果も出せる。有言実行タイプ。みんなのことを大事にしながら全体をまとめることができるリーダー。
嘘ばかり言う。自信過剰でプライドも無駄に高く、口先ばかりで行動が伴わないので信用されない。連絡に対してなかなか返信しないタイプ。
ワンドの7
正位置が暗示すること
主導権を握っていること、有利な立場にいることを暗示しています。しっかりと主張できていたり、自分なりの信念があったりすることを伝える場合も。また問題や課題としてみるなら、自分は有利だと過信していることを暗示。
逆位置が暗示すること
不利な立場や状況に陥っていることを伝えています。想像よりも厳しい状況を目の当たりにして、精神的に追い詰められたり迷ったりする場合も。
ワンドの7の人物像
どんな場にいても会話の中心になる人、話をリードするタイプ。歯に衣着せぬ物言いもするが、嫌味がない。交渉上手。駆け引き上手。
本音を言わず表面的な会話ばかりする。押しに弱い。いつも不利な立場に立っていたり、何かしようとすると邪魔が入ったりするタイプ。
ワンドの8
正位置が暗示すること
物事が急に好転する可能性を暗示しています。意志とは関係なく、いきなり急展開がもたらされるでしょう。問題や課題をみる場合は、急展開についていけていない場合も。
逆位置が暗示すること
順調だったことに、いきなりストップがかかることを暗示。思いがけないところで行き詰まるかもしれません。情熱や勢いのなさが問題や課題を生んでいる場合も。
ワンドの8の人物像
フットワークの軽い人。何事も即断即決で動く。気になったら、あれこれと検証したり考えたりする前にどんどん動くタイプ。それでうまくいく人。
言うことがコロコロ変わる人。「自分が自分が」と出しゃばってばかり。すぐに早とちりをする。嫌なことを押し付けられてばかりいる。
ワンドの9
正位置が暗示すること
どんな状況にも応じられる、用意周到な状況を暗示。ピンチにも万全の姿勢で臨むことができます。問題や課題としてみる場合は、用心深くなり過ぎている状態を暗示することも。
逆位置が暗示すること
楽観的に物事を見過ぎていたり、慢心していたりする状態を暗示。それによって、状況の変化にうまく対応できない可能性があります。
ワンドの9の人物像
いろいろな経験をして、酸いも甘いも嚙み分けている。大変な経験もしているからこそ、警戒心が強くなっている場合も。用意周到に準備をしてから動くタイプ。
行き当たりばったりで、何も準備せずに物事にあたる。だから失敗を繰り返すタイプ。何かと中途半端。秘密を守れない。体が丈夫ではない。
ワンドの10
正位置が暗示すること
多くのことを抱え過ぎている状況、またそれによって疲れ果てている状態を暗示しています。いろいろなことに手を出し過ぎていると伝える場合も。
逆位置が暗示すること
抱えきれずに手放すしかない状態、限界ギリギリの状態を暗示しています。楽になりたいのでしょう。また、トラブルが重なる暗示でもあります。
ワンドの10の人物像
頑張り過ぎてしまう人。人を頼るのが下手で、すべてひとりで抱え込んでしまい、いつも疲れている。苦労性。「自分が我慢すればいい」と思っている。
人を頼ることができないのに、いざとなると責任を全部放り出して現実逃避するタイプ。自己中心的。八つ当たりをすることも多い。
ワンドのペイジ
正位置が暗示すること
モチベーションが高まっていることを暗示しています。未来を左右するようなチャンスが舞い込むのかも。また、問題や課題としてみる場合は、子どものように夢見がちになっていることを伝えます。
逆位置が暗示すること
自分だけが夢中になっていたり、熱くなっていたりしている状況を暗示します。もしかしたら、周りが見えていないのかも。また、反抗期の子どものような状態を伝える場合も。
ワンドのペイジの人物像
胸の内に情熱を秘めていて、少年のようにピュアな心を忘れない。夢や希望があれば、どんどんエネルギーが湧いてくる。たとえ笑われても自分の夢を信じられる。
大人になっても親のすねをかじり続けるような人。意欲がなくて行動しないのに、目立ちたい気持ちだけは強い。何となく信じられない。
ワンドのナイト
正位置が暗示すること
新しい出発ができるタイミングだと伝えています。新たなチャレンジにワクワクと胸を躍らせている場合も。また問題や課題としてみるなら、無鉄砲になっていることを暗示。
逆位置が暗示すること
現状や今の場所から離れるタイミングだと伝えています。現状にこだわり過ぎているのかもしれません。また、トラブルを暗示する場合も。
ワンドのナイトの人物像
自信にも勇気にも満ち溢れた、フロンティア精神が豊かな人。仲間を率いて突き進む。猪突猛進で目立ちたがり屋だけど、そこが愛される。
自慢話ばかりする。なんだかそりが合わないと感じる相手。人の気分を害する発言が多い。けんかっ早い。トラブルメーカー。
ワンドのクイーン
正位置が暗示すること
人々の注目を集めていることを暗示。親切な行動をしたくなる余裕が生まれることも伝えています。また、問題や課題としてみる場合は、その魅力に嫉妬されている可能性を暗示します。
逆位置が暗示すること
自分で思っているよりも我が強くなっていることを暗示。よかれと思っての発言や行動が裏目に出る場合も。心の余裕がなくなっているのかもしれません。
ワンドのクイーンの人物像
魅惑的な雰囲気を漂わせている女性。魔性の魅力がある。交渉上手で、人の心を開くのが得意。自分の情熱を素直に語る。みんなと一緒に盛り上がりたいタイプ。
注目を浴びるためにでしゃばる。自分のことしか考えていないので、器の小ささが際立つ。お節介な人。がさつで品がない。
ワンドのキング
正位置が暗示すること
強いパワーや信念に満ちていている状態を暗示。それによって素晴らしい未来へと向かっていけるのです。また、問題や課題としてみる場合は、取り組んでいること自体に問題があることを伝えています。
逆位置が暗示すること
無理矢理に物事を動かそうとしている状態を暗示しています。手一杯になっているのかもしれません。また、権力や地位の力を信じ過ぎている場合も。
ワンドのキングの人物像
心身ともにエネルギッシュ。どんな逆境にも、前向きで楽観的に立ち向かっていくパワーがある。カリスマ性がある頼もしいリーダー。
自己中心的でワンマン。視野も心も狭いので、リーダーになっても人がついてこない。威圧的だったり強引だったりする。