タロットカード【ワンドの2】の世界観

[ 野心 ]

ひとつの成果を手にして、さらなる発展を望むカード

カードの中央に描かれている人物が立っているのは、城の頂上。すでに一定の成功を収め、城を築くだけの力を手にしているのです。その上で、現状に満足せず、さらに大きな飛躍、より広くて高いステージを目指して外の世界を眺めています。これは、今までの成果や経験の中で高めてきた実力に手応えと自信を感じているからこそ。「自分ならもっと上を目指せる」という希望と確信を抱きながら、今後の計画を練っています。

【ワンドの2】正位置が暗示すること

タロットカードワンドの2

目標に辿り着き、自信に溢れている状態を暗示。もしくは、目標達成がすぐそこまで迫っているという場合も。ただ、自分だけの力でここまできたと思わないことが大切です。また問題や課題としてみるなら、事態が重大であることを暗示。

状況別キーワード

恋愛 強いアピール、好きな人を振り向かせる、真剣な愛情、一緒に未来を語り合う

仕事 次の作戦を練る、これまでの実績や努力を評価される、高い地位を目指す、将来性を認められる、出世がモチベーション、成功者との縁、ステップアップ

未来 目標達成できる、満足できる、結果を出して自信がつく、新しい目標ができる、お金や地位を手にする、協力者を得る

対策 積み重ねてきた努力や結果に自信を持って、堂々と振る舞って、感謝を忘れずに、目標のレベルを上げて

【ワンドの2】逆位置が暗示すること

タロットカードワンドの2

手に入れた成果を失う可能性があることを暗示。それは、思わぬハプニングが原因かもしれません。また、動揺によって判断力が落ちている場合もあります。

状況別キーワード

恋愛 焦る、うまくいかない、支配欲、急に別れる、威張る人、相手が急に素っ気なくなる、いきなり音信不通に

仕事 急なハプニング、直前でキャンセルや予定変更、断念せざるを得ない、そもそも無理な計画、管理能力ダウン、急な辞令

未来 悪い方向に進む、手に入れたものを失いそうになる、思わぬトラブルに襲われる、価値観が変わる、計画を中止することになる、急にお金を失う

対策 プランBを用意して、傲慢で高圧的な態度はNG、まずは周囲の人の気持ちを考えて

【ワンドの2】の人物像

正位置 やる気も実力も行動力もある。「のしあがろう」という野心が強くて、それを隠さない。下剋上で上を目指すことができる。実力派の成功者。

逆位置 周りから褒められても自虐的なことを言う。態度や予定がコロコロ変わる人。いつも予期しないハプニングに見舞われるタイプ。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ワンドの2」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ワンドの2】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 自信、上を目指す

占い例 愛されている、求められているという自信がある。魅力を磨こうとしている。一緒にもっと魅力を磨いてほしいと思っている。将来を語り合いたい。立ててほしい。

逆位置

keyword 支配、見下す、諦め

占い例 無意識のうちに関係を支配したくなっているのかも。威張っても許されると思っている。ふたりの未来を諦めている。

【ワンドの2】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 真剣、将来性、協力者

占い例 カップルは真剣に未来の話をすると結婚へ進みやすい。婚活は将来性のある人との縁が生まれそう。いずれにしても、協力者が近くにいるはず。

逆位置

keyword 困難、焦り、価値観の変化

占い例 婚活はうまくいくタイミングではないので見送って。カップルも焦って結婚話をするのはNG。自分の結婚観をもう一度確かめて。

【ワンドの2】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 目標達成、未来を描く

占い例 復縁を最優先の目標にすれば、叶う可能性がある。「これからこんなことをしたい」と一緒に未来を思い描く話ができると復縁に動きやすい。

逆位置

keyword 別れ、トラブル

占い例 復縁を迫ると決定的な別れになる可能性が。トラブルになるので、復縁の話はしばらく出さないのが得策。

【ワンドの2】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ワンドの2の場合は「喪失、トラブル、野心や向上心が湧かない、諦める」など

2

正位置が過剰と読む

ワンドの2の場合は「野心が強すぎる、自信過剰、利己的な支配欲が湧く」など

3

正位置が不足と読む

ワンドの2の場合は「野心が足りない、自信が足りない、向上心が低い」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。