タロットカード【ワンドの3】の世界観

[ 期待感 ]

明るい未来を描きながら踏み出す時を模索するカード

崖の上に立っている男性は、海を眺めています。次なる航海に出発し、さらに高いステージへと進もうとしているのです。そのために、海の様子を見ながら、船を出すタイミングを見計らっています。今すぐに動き出すのではなく、ベストな時が来るのを待っているのでしょう。ただ、逃げ腰になっているのではありません。心の中では決意が固まっているし、頭の中では未来の素晴らしいビジョンが具体的に描かれているのです。

【ワンドの3】正位置が暗示すること

タロットカードワンドの3

物事が発展したり拡大したりすることを暗示。ちょっとしたきっかけや手助けがあれば新たな一歩を踏み出せることも示しています。また問題や課題としてみる場合、協力者とのタイミングが合わないことが原因だと暗示。

状況別キーワード

恋愛 結ばれる、チャンス到来、関係の発展、結婚への希望、連絡が来る、協力者が現れる、恋愛に意欲的

仕事 融資を得られる、企画の成功、事業拡大、ビジネスチャンス到来、目標に向けて具体的な計画が整う、よき仲間や協力者

未来 待っていた報告や連絡を受ける、望んでいたものを手に入れる。幸先のよいスタートを切れる、次のステージへ進める

対策 経験を信じ活かして、協力者を探して、いつでも動き出せるように準備を万全に整えて、「今だ」と思ったら迷わないで

【ワンドの3】逆位置が暗示すること

タロットカードワンドの3

自分の準備は整っていても、期待通りにいかないことを暗示しています。条件が揃わなかったり、待っている連絡が来なかったりすることが原因かも。

状況別キーワード

恋愛 リアクションがない、失恋、受け身な人との縁、恋愛に対して消極的、なかなか会えない、片想いのまま終わる

仕事 企画が頓挫する、企画倒れ、チャンスが遠のく、利益ダウン、予定が延期される、手応えがない、見通しが立たない

未来 相手にしてもらえない、チャンスを逃してしまう、手遅れになっていることに気づく、待てど暮らせど連絡がこない

対策 過剰な期待をしないで、焦りは禁物、責任を持てない行動は起こさないこと

【ワンドの3】の人物像

正位置 頭がよくて行動力もある。むやみなことをしたり賭けに出たりするわけではない。ただ野心は強くて、行動したときの成功率が高い。

逆位置 何を言ってもリアクションが小さくて、いろいろなことに消極的なタイプ。タイミングを逃しやすい人。行動が遅い。無責任な行動をすることも。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ワンドの3」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ワンドの3】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 期待、ガツガツ、チャンスを待つ

占い例 今後の展開を期待している。内心はけっこうガツガツしている。行動を起こすチャンスを探っている。だから気を見せて。

逆位置

keyword 焦り、落胆、届かない

占い例 ふたりの関係について焦っている。あなたの言動に落胆している可能性も。思いが通じ合わないと思い込んでいる。今はガツガツしたくない。

【ワンドの3】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 発展、協力者

占い例 ふたりの関係が発展して結婚に進む可能性大。少しでもチャンスがあれば将来の話を。婚活は、協力してくれる人を頼りにすると吉。

逆位置

keyword 遅れ、思うようにいかない

占い例 結婚の話がすでに出ていても、計画が遅れるかも。イライラせず、今は愛情を育んで。婚活はストレスになりそうなので、先送りを。

【ワンドの3】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 希望、連絡、結ばれる

占い例 復縁への希望あり!相手からの連絡があったら、すぐにアクションを。心の準備が整ったら、こちらから動いてもOK。

逆位置

keyword 先細り、先が見えない

占い例 ふたりの関係は終わっていくのかも。追いかけてもリアクションが薄い可能性大。別の恋に目を向けたほうがいいかも。

【ワンドの3】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ワンドの3の場合は「縮小、残念な連絡が来る、チャンスが遠のく、望み通りに進まない」など

2

正位置が過剰と読む

ワンドの3の場合は「期待感が高すぎる、タイミングを待ちすぎている」など

3

正位置が不足と読む

ワンドの3の場合は「条件が揃わない、待ちくたびれる、中断せざるを得ない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。