タロットカード【ワンドの8】の世界観

[ 強い追い風、急進展 ]

すごいスピードで物事が前進するカード

8本のワンドが、すべて同じ方向へと突き進んでいきます。ビュンッと風を切る音を立てて、ものすごいスピード。ワンドの向きが揃っているのは、意志と行動が一致していることを表し、迷いのなさを伝えています。強烈なほどのパワーで、物事が動いていくのです。また、ワンドの奥に描かれているのはのどかな風景。ごく平和で穏やかな日常の中に、いきなり大きなチャンスや希望、嬉しい急展開が起こるのかもしれません。

【ワンドの8】正位置が暗示すること

タロットカードワンドの8

物事が急に好転する可能性を暗示しています。意志とは関係なく、いきなり急展開がもたらされるでしょう。問題や課題をみる場合は、急展開についていけていない場合も。

状況別キーワード

恋愛 急に相手の態度が好転する、思わぬ出会いで一目惚れ、恋のキューピッドがいる、予想外のアプローチを受ける、関係が急進展

仕事 いきなり嬉しいオファーを受ける、依頼や売り上げが急増する、投資で一気に儲けが出る、一気に目標に近づく

未来 いきなりチャンスが舞い込む、一気に嬉しい方向に物事が動く、とんとん拍子に進む、強烈な運気の追い風が吹いているのを実感

対策 チャンスは迷わずつかんで、即断即決で進んで、嬉しい流れには疑わずに乗って、自分はツイていると信じて

【ワンドの8】逆位置が暗示すること

タロットカードワンドの8

順調だったことに、いきなりストップがかかることを暗示。思いがけないところで行き詰まるかもしれません。情熱や勢いのなさが問題や課題を生んでいる場合も。

状況別キーワード

恋愛 嫉妬心、独占欲、束縛、態度が急に素っ気なくなる、急に愛情が冷める、いきなり心変わりする、デートのドタキャン

仕事 プロジェクトの頓挫や延期、行き詰まって進まない、いきなり不本意な異動、やりたくない仕事を押し付けられる

未来 進んでいたことが止まる、期待とは違う展開、思わぬ裏切りにあう、足止めを食らう、番狂わせが起こる、

対策 早とちりをしないように、またされないように気をつけて。「まさか」に備えておきましょう、周りの人の心境の変化を察知して

【ワンドの8】の人物像

正位置 フットワークの軽い人。何事も即断即決で動く。気になったら、あれこれと検証したり考えたりする前にどんどん動くタイプ。それでうまくいく人。

逆位置 言うことがコロコロ変わる人。「自分が自分が」と出しゃばってばかり。すぐに早とちりをする。嫌なことを押し付けられてばかりいる。

恋愛で多い相性相談の読み解き例

恋愛相談でよくある質問に対して、「ワンドの8」のキーワードから連想した読み解き例をご紹介します。相談者の状況次第で、結果はこれら以外も考えられます。ぜひ、自分なりの連想で読み解いてみましょう。

【ワンドの8】の読み解き例 1.
「あの人は私との恋に前向き?」

正位置

keyword 勢い、ポジティブ

占い例 もっと近づきたいし、一気に接近したいと思っている。関係をどんどん進めたいし、あなたも同じ気持ちだと無条件に信じている。

逆位置

keyword 不満、ジェラシー、心変わり

占い例 表には出さなくても、不満を抱えていたり嫉妬でネガティブになっていたりしそう。最近いきなり心変わりをしてしまった場合も。

【ワンドの8】の読み解き例 2.
「結婚できる?」

正位置

keyword 急展開、一目惚れ

占い例 相手がいる場合は、相手からのアプローチで一気に結婚へと進む可能性あり。婚活は、一目惚れされて急に結婚のチャンスが舞い込むかも。幸せを信じて進んで。

逆位置

keyword 向かい風、口論

占い例 婚活は、頑張るほどうまくいかなくなるとき。恋人とは結婚の話題で口論になる場合も。いずれにしても、今は別のことを楽しんで。

【ワンドの8】の読み解き例 3.
「復縁できる?」

正位置

keyword 好転、スピード

占い例 これまで復縁できる雰囲気ではなかったとしても、急に相手の気分が変わる可能性大。ストレートに気持ちを伝えて、スピード勝負で関係を取り戻して。

逆位置

keyword 行き詰まり、ショック

占い例 復縁にこだわると関係が行き詰まってしまいそう。ショックな返事が返ってくる場合も。今は無理に関係を変えないほうがいい。

【ワンドの8】の逆位置を読むコツ

逆位置を読み解くのは難しいと感じる方も多いでしょう。逆位置の解釈がぐっと楽になる3つのポイントをお教えします。

1

正位置の反対と読む

ワンドの8の場合は「行き詰まる、強制終了、動きがスロー、嫌なしらせ」など

2

正位置が過剰と読む

ワンドの8の場合は「展開が速すぎてついていけない、勢い余って逆効果」など

3

正位置が不足と読む

ワンドの8の場合は「勢いがない、スピード感が足りない、急なチャンスをつかむ瞬発力がない」など

3つの中で迷った時は、自分の直感や相談者との会話の流れを大切にして解釈を進めてみましょう。
また、最初から逆位置を採用しないという占い方も。自分なりのルールでOKです。